横尾泥海男の映画ファンのコメント
寒山拾得のコメント |
続南の風(1942/日) | ハリウッドの日本人差別ネタを輸入してカンボジア人差別に充てた演出でノートリアスな喜劇。日本人も返す刀で斬られているが間違いなく顰蹙もの。戦後もバラエティ番組で幾らでも観られた本邦差別ネタの元祖なのだろう。 [review] | [投票] | |
象を喰った連中 科学と生命に関する一考察(1947/日) | 大戦と象といえば「かわいそうなぞう」で映画にもなっているが原作童話の発表は51年、本作はまるで関係がなく象は普通に死んで何故か食に供される。食糧不足に言及されないのは当然の前提だったのかそれともナンセンス喜劇なのか。いろいろよく判らないし、あんまり面白くもない。 | [投票] | |
音楽喜劇 ほろよひ人生(1933/日) | PCL第1作。なんだかまだ調子が出ていないコメディだが豪華メンツが愉しめる。藤原釜足・丸山定夫VS横尾泥海男・吉谷久雄のドタバタに、まだ娘役の千葉早智子。全員がPCL出演第1作。 [review] | [投票] | |
虎の尾を踏む男達(1945/日) | 敗戦がなければクロサワってこんなのばっか撮り続けたんだろう。観客の感情を誘導し続ける榎本健一の顔アップ連発は最悪、映像的ファッショそのものだ。 [review] | [投票(1)] | |
進軍(1930/日) | 朴訥として爽やかな田舎者鈴木伝明。10年後の藤田進の生き写しのようだ。このキャラで本邦映画界は15年戦争を戦ったのであったか。見処は軍隊の蕩尽激しい実戦演技。 [review] | [投票] | |
若者よなぜ泣くか(1930/日) | 冒頭だけ表現主義でやたら面白い。元祖『雪の断章』か。以降はフツーのメロドラマで、佐藤紅緑の闇雲な正義感と上昇志向とブルジョア賛美が長尺3時間にわたりダラダラと説かれ続ける。 [review] | [投票] | |
マダムと女房(1931/日) | 他愛ない喜劇から浮かび上がるのは金襴緞子を否定してエロ100%のジャズに至る享楽の誘惑 [review] | [投票] | |
石川五ヱ衛門の法事(1930/日) | ゲバゲバやドリフのコントが寅次郎に決定的な影響を受けているのがよく判るうえ、本作は頭抜けて面白い。渡辺篤VS坂本武の豪華対決に横尾泥海男が乱入し青木富夫が〆る様は圧巻、収束はノンセンスを通り越して教訓的ですらある。 [review] | [投票] |