コメンテータ
ランキング
HELP

ピーター・ブルックの映画ファンのコメント

マルキ・ド・サドの演出のもとにシャラントン精神病院患者たちによって演じられたジャン=ポール・マラーの迫害と暗殺(1966/英) テル・ミー・ライズ(1968/英) 注目すべき人々との出会い(1979/英) 雨のしのび逢い(1960/仏) 三文オペラ(1953/英) スワンの恋(1983/独=仏)が好きな人ファンを表示する

ぽんしゅうのコメント************

★5テル・ミー・ライズ(1968/英)皮肉たっぷりに歌い上げられる楽曲の数々が問題の深刻さをエンタメとして程よく担保し、陰に隠れて悲惨な状況を見て見ぬふりする者を嘲笑い挑発する。この映画の冷静で知的な姿勢を崩さない意地悪さに、為政者は感情的で声高な批判にはない居心地悪さを感じるのだ。 [review][投票]
★4雨のしのび逢い(1960/仏)コートに身をくるみ背を丸めた工員たちが行き交う河口の寒々しい空気感。生命の宝庫であるはずの森も、モノクロ世界のなかで生気を逸している。沈鬱さに封じ込められた女(ジャンヌ・モロー)の心の隙間に割って入る切ないピアノの音色。死臭漂う狂おしい映画だ。 [投票]