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エドワード・ヤンの映画ファンのコメント

カップルズ(1996/台湾) クーリンチェ少年殺人事件(1991/台湾) エドワード・ヤンの恋愛時代(1994/台湾) 冬冬の夏休み(1984/台湾) 恐怖分子(1989/台湾=香港) 台北ストーリー(1985/台湾) 光陰的故事(1982/台湾) ヤンヤン 夏の想い出(2000/台湾=日)が好きな人ファンを表示する

白夜(1971/仏=伊)************

★5ほぼどのカットにも何らかの形で「紅色」が存在すること。主役2人を除く雑踏の足音がオミットされていること(ストリートミュージシャンの演奏は、二人にとって雑踏が祝福の音楽に聴こえるということ?)。上着を脱ぐ動作が繰り返されること。ドア、視線、手のブレッソンらしいサスペンス。 なんと繊細な演出だろう。セーヌに揺蕩う遊覧船とその柔らかい光の美しさに泣いた。 (赤い戦車)[投票(1)]
★4映画史上最も「そりゃねえだろ!」と言いたくなるヒロインかもしれない。 [review] (太陽と戦慄)[投票(1)]
★4人物が肩越に振り返る仕草が多い。しかしそれによって視線の印象が強調される。もっと言えば、人物から人物に投げかけられる感傷的関心こそが強調される。若い女が鏡に映る自身の裸身を見るその視線もまた肩越、見られる体と見る顔とがショットとして分割されることで、若い女の自身への感傷的関心=ナルシシズムが印象づけられる。ブレッソン的身体は自然な統合を生きない。 ()[投票(3)]
★4ビスコンティの『白夜』は雪の冷気が伝わってくる硬質な造形映画だったが、ブレッソンのこれは、テーブルの下で絡み合う手や、部屋を往来する男女の気配、娘の裸体が放つ生々しいエロスの艶やかさが、人の息吹や雑踏の喧騒にまみれて湿気を放つ夜の街頭映画だ。 [review] (ぽんしゅう)[投票(3)]