★3 | 風刺の笑いはハードルが高く面白くないとヒステリーと間違われる。本作、武士道批判は好調だがまったりしたギャグと相性がイマイチで損しているし、男色・差別ネタは今や顰蹙もので損しているし、雷蔵は『ぼんち』、鴈治郎は『大阪物語』と被って損している。 (寒山拾得) | [投票] |
★5 | 世之介って、軽いようで、実は一本ビシッと筋の通った男だと思うなぁ。だって生き方、考え方にブレが無いもの。「おなごは男の扱い方次第で、弁天様にも鬼婆にもなりよる」って名言だなぁ。 [review] (青山実花) | [投票(2)] |
★3 | 雷蔵を世之助にして、当時の大映の女優をとっかえひっかえ絡ませて見せ場を繋ぐ、一種、おちゃらけたオムニバスなのだが、やっぱり、増村は真っ当な映画監督なので、真面目にやらないと面白くならない。 [review] (ゑぎ) | [投票(2)] |
★5 | これくらい価値観が偏ってなきゃ映画は面白くないよ。それにしても市川雷蔵って本当に魅力的な役者さんですねぇ。女優では若尾さんもいいが中村玉緒さんが抜群だった。可愛いです。異色ではあるけれどテンポ良い傑作と思います。 (町田) | [投票(4)] |
★4 | 断片をオムニバスのように繋いでいく構成、そして人の生き死にを当たり前のように受け止め次へと進んでいく人物たちから滲み出る比類なき軽快さ。個人的にはこれも増村のベスト候補です。これと『河内カルメン』を観ると「何があったって結局人生なんとかなるさ!」と思えてくる。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | 江戸のドン・キホーテは目指す。女の歓びを、平和を、この世ならぬ至福のパライソを。夢想家の果てしなき聖戦。世界が狂っているのなら、物狂いこそが人間的だ。雷蔵・鴈治郎は完璧。 (淑) | [投票(1)] |
★4 | 雷蔵と鴈治郎の掛け合いはいつ見ても絶妙。女優の使い方が贅沢。若尾演じる夕霧太夫のはかりのシーン大好き! (直人) | [投票(2)] |
★5 | 最高の喜劇!幻想的な画面!楽しい踊り!雷ちゃんと鴈ちゃんのかけあいが報復絶倒!こんな男らしい男は雷ちゃんしかいないわいなー。 (雷) | [投票(1)] |
★4 | 生まれてくる時代と場所を間違えた男の悲喜劇(○=現代、イタリア)雷サマの色気&軽み、隠し芸まで満開映画! [review] (ボイス母) | [投票(4)] |
★3 | 世之介の女一筋の徹底ぶりを飄々と演じる雷蔵は唯一無二の適役ぶり。一方、対になるべくせっかくの豪華女優陣による「不自由な女たち」の描きこみが淡白で、その悲しみが憐れさまでに昇華せず、「日本の女はかわいそうだねェ」の決めがいささか空々しい。
(ぽんしゅう) | [投票(1)] |