★3 | ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2022/米) | 新たな次元の世界の現出を前振りしときながら結局は局地で恐竜に追っかけられるいつものパターン。クローンや遺伝子操作イナゴも徒に裾野を広げただけ。だがシリーズ大団円を飾るべく老残に鞭打ち帰ってきた3人衆が思いの外頑張る姿に多少は胸打たれたかも。 | [投票(1)] |
★3 | ジュラシック・ワールド/炎の王国(2018/米) | 遺伝子操作の新種にせよ島から米本土への展開にせよハンター部隊の役割にせよ前4作のエッセンス混合だし徒に展開を急くあまり怖がってる間もない。島を閉じて屋敷に極小化される構成も考え物。挙句の果てに卓袱台返して大風呂敷広げる帰結は日焼けの茄子だ。 | [投票(1)] |
★3 | ドン・サバティーニ(1990/米) | ブランドの自家パロディは気恥ずかしいを通り越し自虐的で侘しい…のだが、動物ネタの弾けなさも致し方ないという弛緩世界で、結局その自虐しか見所無い微温コメディ。全般な作りは、まあ普通に良く出来ていて退屈はしない。底上げされるメソッドの賜物。 | [投票] |
★4 | ジュラシック・ワールド(2015/米) | 草食系をほぼオミットし新種レックスとラプトルに物語を負わせたのが良い。人間が両者の剣呑な狡猾に翻弄されまくるところにトリッキーで被虐的エモーションが宿るのだ。隔離された筈の脅威は一瞬にしてこちら側にやって来る。その皮膚感覚でのリアリズム。 | [投票] |
★4 | エグゼクティブ デシジョン(1996/米) | 再使用不能の禁じ手がものの見事に決まり絶望と喪失の余韻がオーラのように映画を支配する。事務屋が先頭に立たざるを得ない展開は在りがちだとしてもオーラにより設定の真摯は担保される。他の同種映画を突き放し得たのはキャスティングを含めた企画の勝利。 | [投票(1)] |