B・D・ウォンの映画ファンのコメント
ハドソン川の奇跡(2016/米) |
世に広く知られた「史実」(今はまだ「事実」だが)の映画化だけに、製作者の手腕が問われると思うがイーストウッドは熟練の境地に達したと言ってもいいと思う。本作は映画として面白い。 [review] (シーチキン) | [投票(3)] | |
惨事に際し冷静な機長はもとより仕事にぶれない熟練の客室乗務員と統御された乗客。躊躇ないフェリー船長や沿岸警備隊員。それらの集積が善意の理想郷を現出させたことが「奇跡」。逆転劇は小噺程度の内実でしかないことはイーストウッドも解っている。 (けにろん) | [投票(3)] | |
一つ気になったのは米国では飛行機の機長といえどもさほど裕福では無いのだなと言うこと。そういえば監督は俳優時代からプアホワイト視点だったかなと、なんとなく排外主義・保護主義のBrexitやトランプ政権につながるような気がした。法廷劇は実に痛快だが、そこに行くまでの硬直化された制度のあり方には疑問が残る。 (サイモン64) | [投票] |