★2 | 繰り広げられる頭脳戦と謳っておきながら、なんのことはない史実通りに事が運ぶ単なる清洲会議。真面目に作るか笑いに走るか支点が定まらず、振れ幅の大きい弥次郎兵衛のような展開。ここは一切の笑いを排除して作るべきだった。特に秀吉の人物像に関してはもっと大泉洋に任せて良かったんじゃないか。個人的にはそう思う。 (IN4MATION) | [投票] |
★5 | 役所のダイワハウス系ボケ演技が堂に入って来て、大泉のツッコミと相性良く、そこに小日向の腹芸が加味され完璧なトライアングルを形成する。衣装・美術・撮影も重厚とキッチュの狭間の座りが良いピンポイントで調和。殺戮の興亡の上澄みの軽み。 (けにろん) | [投票(4)] |
★4 | 登場人物の描き方、役者の演技、場面の構成、どれも成功している。現世風の感情を持ち合わせた登場人物たちが丁々発止やり合う様は爽快。しかし迷いはあっても現世風の弱さを持った者が居ないのも佳い。☆4.3点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票] |
★4 | 歴史上の人物、出来事を我々の等身大に落とし込んで描かれており、人間ドラマとして楽しめる作品でした。 [review] (TM(H19.1加入)) | [投票(1)] |
★3 | 三谷のピークは、個人的には『王様のレストラン』『古畑任三郎(第二期)』あたりと思っている。俳優たちの持つ「底ぢから」のチューブを全部絞り切ったところから生まれる「感動」と「笑い」と「痛快さ」。それがない。 [review] (プロキオン14) | [投票(1)] |
★4 | 三谷の映画をよく見ているが、この映画、かなりの上位に来ると思われる代物である。いつも気になる演劇臭さが見事こなれているし、立派に映像を基調にした劇映画を撮ったといえる作品となった。見事である。 [review] (セント) | [投票(1)] |
★4 | 三谷は色んな状況下で、各人の人間臭さをあぶり出すのが上手い。セリフも生きている。劇作家としての円熟・・とは褒め過ぎか。ただ全体を見た場合、勝家が主人公のはずが段々と秀吉に移っており、ゴチャゴチャした。特にラストは勝家が脇になり、すっきりしない。 (KEI) | [投票] |