エドウィン・グリーンウッドの映画ファンのコメント
暗殺者の家(1934/英) 巌窟の野獣(1939/英) 第3逃亡者(1937/英)が好きな人 | ファンを表示する |
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暗殺者の家(1934/英) | 『知りすぎていた男』よりもタイトな仕上がりであるのは上映時間の長短を考えれば当然だが、筆致にも違いが。こちらはかなりドライ。ノヴァ・ピルビームは利発そうで可愛い好ましい。ヒッチコックは『第3逃亡者』に続く三作目のピルビーム出演作を構想していたらしいが、実現には至らなかったようで残念だ。 [review] | [投票] | |
巌窟の野獣(1939/英) | ヒッチコックが表現主義期のウーファにルーツを持つ演出家であるという事実は軽視されすぎているのかもしれない。英国時代の作品には多く共通して云えることだが、ここでの禍々しい美術にも表現主義の感覚が息づいている。ジャマイカ・インの歪んだ外観。ほとんど九〇度に曲がった木。吹き荒れすぎの嵐。 [review] | [投票(1)] | |
第3逃亡者(1937/英) | 真犯人に寄っていくクレーンはむろん必殺で、『鳥』的鳥アップのような奇矯なイメージも目を惹くが、小技の充実も同等に嬉しい。自動車が廃坑の穴に呑み込まれる唐突さ。その呑み込まれる速度の緩慢さが醸す官能性。ノヴァ・ピルビームはヒッチコック・ヒロインの中でも好感度番付上位。原題は無駄に感動的。 | [投票(2)] |