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エマニュエル・アックスの映画ファンのコメント

外科室(1992/日)が好きな人ファンを表示する

白夜(1971/仏=伊)************

★4人物が肩越に振り返る仕草が多い。しかしそれによって視線の印象が強調される。もっと言えば、人物から人物に投げかけられる感傷的関心こそが強調される。若い女が鏡に映る自身の裸身を見るその視線もまた肩越、見られる体と見る顔とがショットとして分割されることで、若い女の自身への感傷的関心=ナルシシズムが印象づけられる。ブレッソン的身体は自然な統合を生きない。 ()[投票(3)]
★5ほぼどのカットにも何らかの形で「紅色」が存在すること。主役2人を除く雑踏の足音がオミットされていること(ストリートミュージシャンの演奏は、二人にとって雑踏が祝福の音楽に聴こえるということ?)。上着を脱ぐ動作が繰り返されること。ドア、視線、手のブレッソンらしいサスペンス。 なんと繊細な演出だろう。セーヌに揺蕩う遊覧船とその柔らかい光の美しさに泣いた。 (赤い戦車)[投票(1)]
★5アンドレイ・タルコフスキーを語る者にとって避けて通ることのできないロベール・ブレッソン (chokobo)[投票]