デルマー・デイヴズの映画ファンのコメント
ゑぎのコメント |
カウボーイ(1958/米) | デルマー・デイヴィスの西部劇はどれも水準以上ではあるが、突き抜けた面白さに欠ける、という感覚を持っている。これもそうだ。 [review] | [投票(1)] | |
邂逅(1939/米) | シャルル・ボワイエの祖母を演じるマリア・オースペンスカヤの素晴らしいこと。「こゝはパーフェクト・ワールドです」という科白がアイリーン・ダンからあるけれど、もう本当にこのシーンのレオ・マッケリーの演出はパーフェクトだ。 [review] | [投票(2)] | |
めぐり逢い(1957/米) | オリジナル版『邂逅』との比較での物云いを愚とすれば、こちらも素晴らしいシーン、カット、感涙モノのきめ細かな演出が連続することも確か。1950年代ハリウッド製メロドラマの中では十分傑作と云えるだろう。レオ・マッケリーの余裕綽々たる演出ぶりを堪能することができる。(レビューはオリジナル版との比較の愚) [review] | [投票] | |
スペンサーの山(1963/米) | 真摯な姿勢で作られた映画であるにも関わらず(多分)、デルマー・デイヴスの演出の不心得のせいで、観客を馬鹿にしているような印象を与えてしまっている。 [review] | [投票] | |
縛り首の木(1959/米) | 高低の西部劇。斜面の西部劇はアンソニー・マンをはじめ沢山あるが、本作は鉱山という高低のある舞台設定を徹底的に活かした画面が際立っている。ラストの展開の性急さを非難することは可能だし、脚本家出身のデルマー・デイヴィスの作劇上の胡散臭さは誉められたものではないと思うが、しかしこれは圧倒的な画面の映画だ。 | [投票(1)] | |
折れた矢(1950/米) | 画面造型として大きく二つの良い点がある。一つは、カメラワークのきめ細かさで、ドリーとパンニングを使って絶えずカメラを動かし、的確な構図を維持していく。屋内でも屋外でも会話シーンにおけるカメラワークはとても繊細な演出がなされている。 [review] | [投票(1)] | |
決断の3時10分(1957/米) | ひび割れた地面の俯瞰からクレーン上昇移動し、駅馬車が遠くからやってくる待ちポジションの長回しでクレジットタイトル。フランキー・レインの主題歌がかぶさる。これは抜群のタイトルカットを持つ西部劇。 [review] | [投票] | |
晴れて今宵は(1942/米) | 全編ブエノスアイレスを舞台とするフレッド・アステアのミュージカル。もう無国籍感甚だしい。そのあたりはRKOのマーク・サンドリッチ作品と同じだ。本作はコロンビア製。現実離れした清潔感溢れるスタジオセットの中で展開するお伽噺なのだ。 [review] | [投票] | |
去り行く男(1956/米) | 私も、まず第一に撮影の端正さを云いたくなる映画だが、そこはぐっと我慢して、デルマー・デイヴィスのことを誉めるべきでしょう。デイヴィスの最高作は本作かも知れません。 [review] | [投票(1)] | |
襲われた幌馬車(1956/米) | 本作もほゞ全編ロケーション撮影で、峡谷と渓流、岩山といった地形を活かして見応えのあるルックを創出する、デルマー・デイヴィスらしい、よくできた西部劇ではある。 [review] | [投票(2)] |