大曽根辰夫の映画ファンのコメント
初春狸御殿(1959/日) |
素晴らしくバイタリティ溢れる大映映画。若尾文子が見合の場面へ向かうカット等、フルショットの構図も決まりまくる。そして見合の後、若尾が黒い傘を持って雷蔵と踊るシーンのカッティングも鳥肌もの。傘越しにキスをするカットの官能性よ。若尾の父親役・菅井一郎の存在感もいつもながら素晴らしい。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] | |
ミュージカルならキャッチーなオリジナル曲の一つもカマしてもらいたいのに、ソーラン節だの狸囃子だのと馴染みの曲ばかりなもんだから、その意味では物足りない。ただしセットよりダンサーに金をかけているのは正しい選択であったと思われる。[Video] (Yasu) | [投票] | |
一見、舞台演出的に見えながら、舞踏、歌謡、衣装、光彩、さらに男女優の美貌までもが、徹底して計算された映画的作りもの感で貫かれ、なんともキュートで非日常的な異空間、すなわちハレの場をみごとに出現させている。キッチュな美術は装置映画としても出色。 [review] (ぽんしゅう) | [投票] | |
パルケのアトラクション、ミュージカルサーカスもびっくりの舞台転換。 [review] (華崎) | [投票] |