吉谷久雄の映画ファンのコメント
人生劇場 青春編(1936/日) 朗かに歩め(1930/日) 世紀は笑ふ(1941/日) マダムと女房(1931/日) 上陸第一歩(1932/日) 音楽喜劇 ほろよひ人生(1933/日) 和製喧嘩友達(1929/日)が好きな人 | ファンを表示する |
出来ごころ(1933/日) |
小津の喜八ものは本作から始まる。完成度では次作『浮草物語』の方がさらに上だと思うが、殆ど間然するところのない演出だ。そして本作はラスト近くで驚くべき自由な展開、自由な演出を見せる。この水辺のシーンはまるでジャン・ルノワールじゃないか。その大らかな時間と空間の演出において小津はルノワールに通低する。 (ゑぎ) | [投票(1)] | |
終盤に喜八さんがドタバタし過ぎて締まりがない。海だというが、どうみても川だ。 (寒山拾得) | [投票] | |
周囲がどんなにきな臭くなっても、一貫してこの流れを作ってきた小津監督の力量こそが日本の資産。 [review] (甘崎庵) | [投票(1)] | |
寅さんものの先駆作。この下町空間にどっぷり浸りたいという欲望をつい持ってしまう。 (ジェリー) | [投票] | |
人情味溢れる日本映画の粋。貧乏人ばかりのいる時代の方が人間幸せだったような気がする。小津の映画でも、これほどペシミズムのまったくない映画も珍しい。演出、演技、映像、脚本すべて出色の出来。 (セント) | [投票] |