★4 | 八蔵(佐藤慶)が浅はか過ぎて腹が立つが、人間の愚かさを恐ろしいまでに追及していて、かなり面白いし、怒涛のラストは凄い。殿山泰司、乙羽信子、佐藤が各々、功演。黒田清己の撮影も見事。['04.9.9DVD] (直人) | [投票(1)] |
★4 | ありふれた日常から突然切り離されるこの状況、ていう設定はよい。それは明日の自分かもしれない。しかし、グルメ大国日本では感情移入が難しい(たとえどんな状態であっても最低一回は食事をとる(とらされる)からなあ。 [review] (氷野晴郎) | [投票(1)] |
★4 | 果てしなく絶望感の拡がる大海原を舞台にしながらの密室劇。要となる役者(特に佐藤と乙羽)は重厚な芝居を披露し、新藤兼人監督はソレをキメ細かく撮った。惜しむらくはこのハードなドラマには林光ではなく伊福部ばりの重厚な音楽が欲しかった。 (sawa:38) | [投票] |
★4 | 都会的なモダンジャズに乗って、日本ならではのアニミズムに裏打ちされた土俗的な寓話が展開される。勧善懲悪の神は信ずる者を助け、邪な者に鉄槌を下す。海はさながら荒ぶる神の教えを生んだはるか西方の荒野であり、人智の及ばざる神秘を秘めているようだ。 (水那岐) | [投票] |
★3 | 本作が退屈だとしたら、それは日本人の退屈さかも知れない。 [review] (寒山拾得) | [投票] |