★4 | この概ね毒含みの面子を昭和チック優等生家族に仕立て上げる山田の剛腕。ジャーナリスティックな視座も鈍ってないと思うが情緒過多だ。まあそこが美点でもあり稔侍の部屋こそ白眉。終盤、端折った感も拭えぬが深刻なことこそ笑い飛ばせ!はその通り。 (けにろん) | [投票(4)] |
★3 | ラストの銀杏オチは想定の範囲内だったが、音で笑った。運転免許返納問題もあるが、今回は孤立した老人という重たいテーマをユーモアを交えて取り扱っている。前作よりかは幾分幾分内容はある。 [review] (IN4MATION) | [投票] |
★3 | 下流老人の最期を、こんなにも軽く弄んでも顰蹙を買わないなんて、そんじょそこらの若造に出来る芸当ではない。ただの通俗喜劇にみえて、創作という代替行為を笑うことで、現実の深刻さを嗤うという老映画作家の達観に、積み重ねた年季の意図せざる凄味を感じた。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(5)] |
★4 | 笑うに笑えない現実を喜劇の題材にしようという心意気は見上げたものだ。テンポもよく、確かにクスッと笑えるし喜劇として通用はするのだが、あまりに生々しい話で、なんだか気分がどんよりしてくるのも否めない。 [review] (シーチキン) | [投票(3)] |
★3 | こんな人がこんな人生送ってこんな風になって行く。自分自身そして周りを振り返って、一歩(2歩か)間違えば、同じ境遇だったとつくづく思う。なさそうでよくある話だ。山田監督ではないが、人の一生なんて笑うしかないのだろう所詮。あと上手いシーン1つ。
[review] (KEI) | [投票(1)] |