★5 | 渡瀬が刻々内省を迫られる物語の骨格が優れており、細部のいい加減さはヒステリックなコメディに繋がり、なぜ路線バスで大阪京都間を移動するのかさっぱり判らない渡瀬の出鱈目さは『皇帝のいない八月』に引き継がれる。チンドン屋演奏のふたつの件が秀逸。川谷と室田の代表作だろう。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |
★4 | 前半はテンポ良く非常に楽しめるのだが、中盤から終盤に指しかかる当たりは、車外から撮ったカークラッシュ場面ばかりで正直飽きる。ラストももう一つ足りない。主人公の<BIG AWAKE>が欲しかった。 [review] (町田) | [投票(5)] |
★4 | 逃げる側と追う側、双方の執念のぶつかり合いが圧倒的なエモーションを生み出している。役者陣のノリの良さが素晴らしく、また渡瀬恒彦の視界が乱れる時の映像表現なんかも悪くない。あくまで単純明快さに徹する中島貞夫のB級魂に惚れ直した。 (太陽と戦慄) | [投票] |
★4 | 抜群に面白かったという記憶を頼りに35年ぶりに劇場鑑賞。犯人はもとより人間臭い乗客や右往左往する警官たちまでが、バスを推進させる動力として起動する脚本と演出の妙と、役者などに予算を回さず、ひたすらバスと車の破壊に金をつぎ込んだ潔さが面白さの源。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★4 | 室田さんが目測を誤って・・・合掌。ご冥福をお祈りします。 (リーダー) | [投票] |