★4 | これは、キム・ギドクから北朝鮮に発せられたメッセージなのだろうか。そういうワザとらしさがありつつも、見終わって何とも切ない気持ちになる。 [review] (シーチキン) | [投票] |
★3 | 何と面白い設定。心情的にみんながワカル映画だ。これだけ面白い脚本なのに、監督の技量ってやはり映像にそのまま出ちゃうんですね。 [review] (セント) | [投票] |
★4 | 南の物質文化に感化されるパターンの米国的価値基準に転びそうになりつつ寸でのとこで躱す繰り返しなのだが、やがて、腐れ嫁基準で回る南のダメファミリーさえ一生見果てぬ羨望であることの北の現実を思い知る。温い見てくれの皮下に流れる鮮血が時たま滴る。 (けにろん) | [投票(3)] |
★4 | 考え方の違いがあっても、喧嘩ばかりでも、結局最後に残るのは「家族」の絆。この「家族」を「民族」と読み替えてこの作品を観ると、キム・ギドクの分断された朝鮮半島情勢への深い思いが伝わってきます。 [review] (TM(H19.1加入)) | [投票(2)] |
★2 | 隣家のクズ家族すら、独裁北政権の工作員たるフェイク家族には憧憬に値したというブラックユーモア劇。しかし捨石に甘んじる美しい仮面家族を見るにつけ欺瞞は大きく胸を揺さぶる。かれらの故国は客観的に見て地獄だが、それをただの地獄と規定する南の自己肯定もまた醜悪にしか見えないのだ。ギドクの思いが真剣でも、これはプロパガンダの域を出ない。 (水那岐) | [投票(1)] |