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クリストファー・ノーランの映画ファンのコメント

ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット(2021/米) ダークナイト(2008/米) インセプション(2010/米) バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016/米) ようこそ映画音響の世界へ(2019/米) インソムニア(2002/米) バットマン ビギンズ(2005/米) ダンケルク(2017/英=米=仏) メメント(2000/米) プレステージ(2006/米=英) トランセンデンス(2014/米) マン・オブ・スティール(2013/米) インターステラー(2014/米) オッペンハイマー(2023/米) フォロウィング(1998/英) TENET テネット(2020/米) サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ(2012/米) ジャスティス・リーグ(2017/米) ダークナイト ライジング(2012/米=英)が好きな人ファンを表示する

けにろんのコメント************

★3ダークナイト(2008/米)4人の主軸が織りなす「正義」貫徹の為の「暴力」介在への葛藤には、映画はあやふやな回答しか呈示し得ていない。究極悪ジョーカーに対しバットマンも検事も警部も軸がぶれすぎなのだ。部分的には冴えた演出も長尺を綴じる力には欠ける。[投票(13)]
★3インセプション(2010/米)不可能作戦を遂行するプロ集団のリーダーが個人的事情に拘泥してウジウジして展開が間延びし、どっちつかずで尺だけ長い。夢だから何でも有りとは言え4段階の夢中夢の舞台設定に伏線のかけらもない。あるのは絵づらの趣向のみでアホらしい。[投票(18)]
★3バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016/米)虚構が現実を侵食することに真摯に言及・論証しようとした形跡はあり冒頭30分はエキサイティングだが、そこはあっさり放棄されあとは例によってグダグダ。ガチのセメントを見に行っていきなりの場外乱闘の挙句に飛び入りに見せ場をもってかれた試合みたい。[投票(2)]
★4インソムニア(2002/米)冒頭の氷雪世界からして映画の魅力とはストーリーもさることながらムードの醸成であると再認識。諸刃の剣のアップ多用をパチーノの味でモノにし、稚拙なフラッシュバックへの不満も遠のいた。ウィリアムスの抑制もこれ又強烈な味わい。[投票(6)]
★4ダンケルク(2017/英=米=仏)状況説明無く叩き込まれる敗走の混沌地獄の遥か上空では静謐のロマンティシズムが支配する。その対比が全て。撃墜され海へと落下する画の美しさは宮崎押井へのオマージュめく。であるから、終盤の安直なヒロイズムで糊塗された収束は粋ではない。[投票(2)]
★3メメント(2000/米)考えれば考えるほど絶望的人生。こんな設定を考えた点は買うが余りに救いが無さすぎで見てるのがしんどい。無理筋ともいえるワンアイデアを延々繰り返し、幾何的な整合と演繹的な蓋然の相入れなさを露呈し続ける。思い込み野郎の戯言を聞かされるようなもの。[投票]
★3プレステージ(2006/米=英)嫉妬や怨嗟や虚栄心や絶望や苦渋などのエモーションは時制の解体や変奇な装置や超現実への越境や多くのギミックに埋没してしまった。そんななら寧ろ演出は不要だったかもだ。物語が確実に内包していた生々しいパッションこそが優先事項だった筈。勿体ない。[投票]
★4マン・オブ・スティール(2013/米)実存としてのスーパーマンを曲りなりにも描く試みが高踏的で退屈であったとしても買ってみたい気がしたが、恋人や母の危機を救うのに怒りに任せてボコ殴る変調を契機にここまでやるかの一大都市破壊ショーの思考マヒぶり。アホを曝け出していっそ清清しい。[投票(1)]
★4インターステラー(2014/米)尺を費やした親子の絆を水の惑星のエピソードでものの見事に断ち切る意外性は後段の未だ見ぬ地平への期待を弥増させるのだが、周回しての落し所はそこかという万人の安心ラインが失望だ。絵面は多少『オブリビオン』との近似を感じるが壮大な荒涼感が良い。[投票(5)]
★3TENET テネット(2020/米)ブラナーが逆行をどう利してるのか不明で、主演コンビがやってることが自作自演の絵解きにしか見えない。ノーランはリアルな世界の軸が見えてないのでスパイ映画ってもガキのお遊びになる。そんなに逆回しがオモロイのか、よかったねとしか言えない。[投票(9)]
★3ダークナイト ライジング(2012/米=英)究極悪だか絶対悪だか知らぬが、9・11から10年を経て尚、イスラム景観な地獄穴から来し爆弾テロリズムという底浅ぶりの陳腐。しかも、ヘタレ野郎だったというんじゃ自壊領域の張子の虎。冒頭を筆頭に肉厚なアクション描写には随所で惹かれたのだが。[投票(7)]