クリストファー・ノーランの映画ファンのコメント
緑雨のコメント |
ダークナイト(2008/米) | アクションよりもむしろ”世界を描く”ことに注力している志向が見て取れる。そこが凡百のハリウッド大作との分界点なのだろう。 [review] | [投票(4)] | |
インセプション(2010/米) | 設定が凝り過ぎていて、何ができたら成功で、何が起こってしまったら失敗なのか、直観レベルで掴むのが難しい(なんたって登場人物からして理解できていないんだから)が、それでも十分楽しい。 [review] | [投票(1)] | |
インソムニア(2002/米) | カーテンを閉めていても、一日中陽の光が漏れてくる世界の恐ろしさ。こっちまで狂ってきそう。 [review] | [投票(1)] | |
バットマン ビギンズ(2005/米) | リソース偏在ヒーロー。 [review] | [投票(3)] | |
ダンケルク(2017/英=米=仏) | 陸(浜辺)も海も空も絶望的に広く、完全なる無防備。空間がもたらす絶望、というモチーフを存分に表現している。 [review] | [投票(2)] | |
メメント(2000/米) | うーん、これは何とも悲劇的な病気だ。「記憶」が人間の精神にもたらす効果について考えさせられた。 [review] | [投票(4)] | |
インターステラー(2014/米) | せせこましい密室での会話劇を最低限に廃して、地球上でも宇宙空間でも空間を広く見せる志向を感じるし、それが奏功している。若い頃は優男だったマシュー・マコノヒーもすっかり渋味を増し、年輪を刻んだ顔面が作品に深みを与える。 [review] | [投票(3)] | |
フォロウィング(1998/英) | 巧い。確かに巧いのだが、あまりに鮮やか過ぎて、あっけにとられてるうちに終わってしまった感じ。もうちょっと、観客をジリジリさせるような遊びの部分があった方が・・・ | [投票(1)] | |
TENET テネット(2020/米) | ノーラン自身が『メメント』でやった順逆の時制のコントロール、それを別々の流れを再編するに留まらず、一つ時制、一つの画面に統合するというチャレンジングな試み。 [review] | [投票(5)] | |
ダークナイト ライジング(2012/米=英) | 登場人物の存在がプロットに辻褄をつけるための「説明」そのものになってしまっている。『バットマン・ビギンズ』でスーツやマスクを自作する件りまで丹念に見せていたディテールへの執着はどこに行ってしまったのだろう。 [review] | [投票(10)] |