★4 | 海街diary(2015/日) | 4人のそれぞれのエピソードが凡庸でもう少し毛色が違うものがほしかったが、是枝作品ではこれが精いっぱいかも。4人のバランスがとても良く、最後までしっかり観ていられた。いつもの傍観者カメラはここにはなく、しっかり血が通っていたのも好印象。 | [投票] |
★5 | ぐるりのこと。(2008/日) | 内容的に心地よいと言ってしまうのは違うかもしれないが、そこには確かに心地よい時間が流れていた。それはセリフであり、間であり、演技者の裸に近い演技であった。 | [投票] |
★4 | そして父になる(2013/日) | 相変わらず役者とカメラの間に微妙な距離を置き、冷たい傍観者的撮影が気にはなるのだけど、以前と比べてだいぶ「映画的」になりつつある。冷血な男が少しずつほどけていく、そんな父親を福山が好演しており、その様は見ていてほっとする。二人以上で見にいくと必ず「どっちの家族に生まれたい?」という会話になるんだろうなあ。 | [投票] |
★3 | THE焼肉MOVIE プルコギ(2007/日) | 作品としては★2。いや、★1かも。 [review] | [投票(2)] |
★5 | 僕たちは世界を変えることができない。 But,we wanna build a school in Cambodia.(2011/日) | 志の高い作品である。人気の若手から想像される軽さなどここにはない。セミドキュメンタリーを装いながらも結局はフェイクだよなあと思いながら観ていると、要所でキツイ一発を見舞われる。カンボジアの子供たちの目がいい。映像の向こうから、真っ直ぐこちらを見てくる。まるでこちらの軽さを見透かされているようだ。 | [投票] |
★4 | バクマン。(2014/日) | 相変わらずのエンドロールの遊びとか力の入ったオープニング、そして結構頑張った配役など、力作ではあるのは間違いないのだけど、原作ありきのため各部分に落としどころをつけようとしているのか、かなりの詰め込みを感じてしまった。もう少し余裕を見せてほしかった。楽しませてもらいましたけどね。 | [投票] |
★4 | モテキ(2011/日) | TV版とシーンと曲が被っている箇所が多く、リメイクなのか新作なのか判断に困る。TV版は回数が重ねられたからあの人数でも良かったものの、今回の尺で4人を相手というのは無理がある。案の定、2人は存在が疎かになっている印象。とはいえ、いきなり登場するカラオケとかダンスとかは楽しいし、エンディングの見せ方などはよく考えたなあと感心する。軽い作品を装いつつ、結構しっかり青春映画していた。 | [投票] |
★3 | 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2007/日) | 泣けた理由。それはオカンを樹木希林が演じた、それだけに尽きる。以前から巧い人だなあとは思っていたが、正直、ここまで巧みな女優だとは思わなかった。いや、従来の監督が今までそれを描けなかったのだ。そんな俳優、まだゴロゴロいるんだよなあ。そういう人たちに陽が当たらない、そんな状況が哀しい。 | [投票(1)] |
★3 | バケモノの子(2015/日) | 自分にとっての氏の頂点は『時をかける少女』と『サマーウォーズ』であり、そこから緩やかな下り坂を描いている印象。悪くはないが2回観たいかと聞かれれば否と答える。ニュートラルで観ていて無理やり世界に連れていかれるあの感覚が戻ってきてほしいと切に願う。 | [投票] |
★3 | ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発(2008/日) | おー、ハヤタ。おー、アマギ。おー、キャプテンウルトラ。と、怪獣ものリスペクトは正直嬉しかった。ギララ出ているシーンでもウルトラシリーズを意識してか夕焼けシーン多いし。が、ニュースペーパーが出てきた時点でやっぱり河崎作品だなあとこちらはリラックスモード。何かやりながらチラ見してても十分物語はわかる。 | [投票] |
★3 | 歓喜の歌(2007/日) | 正直観たかったのは、ダブルブッキングにおける互いの丁々発止であった自分にはあまりに予定調和で肩透かし。これだけ個性的な面々を用意しておきながらそれぞれの私生活も描ききれずに失速。落胆が大きいのは期待の大きさの裏返しだけど、この仕打ちはあんまりだ。 | [投票(1)] |