リリー・フランキーの映画ファンのコメント
凶悪(2013/日) |
ノンフィクションであるところのこの作品をフィクションたらしめている部分はおそらく藤井(山田孝之)とその妻(池脇千鶴)の言動と立ち位置だろう。要介護老人を抱えた家族の疲弊と家庭崩壊の危機。一方でそうした老人を次々と手にかけてきた木村たち。法の向こう側とこっち側にいるだけなのだとラストのカットが如実に示している。巧い。 [review] (IN4MATION) | [投票(2)] | |
いかにして人は他人の死を望むようになるか、という死刑の是非まで視野にいれたテーマ性を持ちながら、いまひとつ心に響くものがない。ピエール瀧とリリー・フランキーの蛮行はめっぽう面白いのに、観客側に被虐待者としての恐怖心が起きないのが原因。 (ぽんしゅう) | [投票(5)] | |
それぞれのキャラクターから、「信頼」とか「信念」のような迫力がいまひとつ感じられないので迫るものに欠ける。藤井夫妻の閉そく感も妻の独り相撲。監督の掘り下げ不足は否めない。 (jollyjoker) | [投票] |