★4 | 『生きる』現代版的構造に陥るところを葬儀シーンへのライブ感傾注により回避し、結果一家の過去時制のみが鈍色に純化されて浮かび上がる。磨り硝子越しの取立屋はじめフラッシュバックされる鮮烈なイメージは演出を左右するリアルの抽斗に裏打ちされている。 (けにろん) | [投票(1)] |
★3 | 情に流されず丁寧かつ的確な斎藤工の演出。奇をてらわず控えめな西条みつとし脚本と金子ノブアキの音楽も映画界の新たな希望。安手のお涙ものに陥ることなく、葬儀を義務でこなす息子らの胸中に本人たちも戸惑う“心の隙間”をあぶり出す手腕は見事。
[review] (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★4 | 短尺の中で生前の父の記憶と故人となった父の空白を見事に描ききっている。ただ、家族葬でもない他人の葬儀で参列者が故人と自身とのエピソードを語らう、というシチュエーションがまずありえない。その点がマイナス。まぁ、力技と言うべきか。 [review] (IN4MATION) | [投票(2)] |
★3 | ちゃんと映画に成っていた。工本人は抑え過ぎで違和感あり。一生は黒ネクタイがよく似合う。二郎さん、神戸さん、織本さん、クッキー他全く自然だが、逆に変わり映えもしない。物語も有りがちな展開。福山君が金を出したらしいが、顔も出したらよかったのに。 (KEI) | [投票] |