★5 | 事実は強い。映画を忘れて見入った。私自身の中に犯人を早く特定したいという気持ちのあったのを思い出す。個人の問題にまで進入し得たと見た。ラストの犯行再現場面は、サリンの、自然に解け殺戮してゆく美し過ぎる映像に戦慄する。 (セント) | [投票(4)] |
★3 | 手堅いが凡庸。高校生の自由研究的迂回した叙述形式が何の意味も無いどころか逃げに見える。そもそもに事件の本質でない冤罪を取り上げたにせよ、そこから本丸に切り込むジャーナリスティックな逸脱の暴走が無いのでは年寄りの冷や水の老残。熱量が全く不足。 (けにろん) | [投票(2)] |
★3 | 何も知らないだろうから教えてあげるよ的上から目線が、形式的演出や芝居となってリアリティの欠如を生む。しかも、中井デスク筆頭に放送局の諸君に何ら反省の色もなく、落としどころはメンツにこだわるいつものあの組織の上層部では、何も語っていないのと同じ。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★4 | 如何にも熊井啓的な鷹揚な画面展開と、それを具現化している中井貴一に頭が痛いが。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(4)] |
★5 | この題材に、「日本の黒い夏」というタイトルをつけたことの意味を、考えざるをえない。そしてポスターやチラシにある「Darkness in the Light」という言葉の意味を。 [review] (シーチキン) | [投票(9)] |
★4 | 回想形式にした事で、冷静さが前面に。誰しもが加熱し、暴走したアノ「空気」が描けなかった。 [review] (sawa:38) | [投票(7)] |
★4 | この事件はオンタイムで知っているが、被疑者は物静かで落ち着いた印象があった。こんな人でなければ、非情な取り調べに嘘の自白を早々にしていたのではないか。本作は、原作戯曲があるが、‘若い目’を切り口にした時点で、もう半分成功したといえると思う。 (KEI) | [投票(1)] |