ホウ・シャオシエンの映画ファンのコメント
緋色の街 スカーレット・ストリート(1945/米) |
世の中に完璧な創造物があるとしたならばこういうものかも知れない、という感慨を抱かせる。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] | |
まさに「しょぼくれ」を画にすると、このエドワード・G・ロビンソンになる。そんな男の埒外で進む「いじめ」に対する真っ当な憤怒すら、いつしか罪として背負わせてしまう非情なたたみかけ。最後のワンショットまで手を緩めない徹底したサディスティック物語。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] | |
登場人物の内面外面の造形の大胆なゆがみが映画の均整を崩しているグロテスクな美しさをどう評価しよう! 今はただ、ドイツ表現主義のハリウッドにおける新たな再生という陳腐な表現しか思い浮かばない。ワイラー流の古典的遠近法から最も遠いが、遠いゆえにこの映画は讃えられる。 (ジェリー) | [投票(1)] |