★4 | 東映京都の時代劇は翌65年で終了してしまう。この梅安ものの先駆のように格好いい光と影の集団抗争時代劇が当時受け入れられず、任侠映画ばかりが受けていたのは不思議。時代の嗜好だったのだろうか。 [review] (寒山拾得) | [投票] |
★4 | 「幕府方忍者集団」という公のテロリスト対、その闇の公権力により没落した「寄せ集め浪人衆」という構図が魅力的。ストイックな音響と撮影が一瞬の弛緩も許さず、テロルの脅威と体制崩壊の苦渋を知る近衛十四郎の凄みが支配する非情エンタテインメントの傑作。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★3 | ストーリー的な瑕疵はないのだが、派手さが全くなく忍者のような静かな印象の映画だ。大好きな近衛十四郎も彼らしさが出ていない―彼の殺陣になっていない、もう少し堂々として欲しいて等―で、ファンとしては物足りない。 (KEI) | [投票] |
★5 | 目的のためなら手段を選ばない、そして手段を選ばないながらも目的達成のためにはもっとも合理的で成功する確率の高い方法をとる忍者の本質をよく表現している。その集団と戦うために、非情に徹する近衛十四郎と田村高廣の凄みもまた、凄まじい。 [review] (シーチキン) | [投票(2)] |