高橋英樹の映画ファンのコメント
軍旗はためく下に(1972/日) |
戦争とは、きわめて非人間的な行為の集大成だ、という者がいるがそれは違う。善という隠れ蓑を脱ぎ、モラルという皮膚を剥ぎ取られた後に残るのは、いつも蛆にまみれた醜い人間の本性だ。 [review] (水那岐) | [投票(2)] | |
人間は一つの価値に染まったとき、底知れぬ陶酔感に支配される。そこに餓えと衰弱という、極限的苦痛が加わればかすかに残った理性などあっけなく破壊されてしまうのだろう。端正な新藤兼人脚本に深作欣二の擬似ドキュメントタッチがみごとに調和。 (ぽんしゅう) | [投票] | |
社命でなく、雇われ監督としてでなく、「映画人・深作欣二」が撮った映画。黒沢明の尻拭いの汚名まで被って資金を集めた映画。つまり深作欣二の本気印だ、座して観る。(長分すみません) [review] (sawa:38) | [投票(5)] | |
戦争を知らない人間は、勝てる戦争しか語らない。或いは国家の戦争・軍隊の戦闘しか語らない。そこには現実との間に余りに大きな欠落がある。4.8点。 (死ぬまでシネマ) | [投票] |