★4 | トータル・リコール(2012/米) | オリジナルからひとつリスペクトを入れろ、と言われたら俺も迷わずアレを選ぶ。設定だけ借りて、内容は別作品のようなので、これはこれで楽しめた。バーホーベンのアクの強さも好きだけど、スタイリッシュな本作も悪くない。唯一、ジェシカとケイトが同じ系列の顔なので最初は妙に混乱した。せめて髪型変えてくれたらなあ。 | [投票(1)] |
★4 | シャンプー台のむこうに(2001/英) | ナチュラルな美を好む日本人として理解に苦しむ生け花的コンテストはさておき、安心して観られる王道物語。主要人物の周辺の描き方が足りないので今ひとつコンテストが盛り上がらないのが残念。それにしてもハート型でピンクですか。ほとんどぬいぐるみ状態ですけど。 | [投票] |
★4 | ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1(2010/英=米) | オープニングエピソード(特にハーマイオニー)が個人的には結構衝撃的でまさに戦地に赴く戦士のよう。皆、悲壮感を背負って出てくるのでこちらも陰鬱としてくるのだが、広い空間のロケも功を奏して、心に閉塞感はない。手持ちカメラも要所に出てきて、画が揺れるアップなどは結構新鮮だった。もし一話構成だったら広げた風呂敷をたたむのに大忙しだったに違いない。前後編に分けて大正解。 | [投票] |
★3 | パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド(2007/米) | 妻と一緒に鑑賞。つまらなかったわけじゃないんですけどね。観ながら頭の中を「訳わからん」と「何でもアリかよ」という言葉が何度も駆け巡る。前作・前々作の宿敵が妙に小粒になっていたのも気になった。ぜひともpart4は作らないでいただきたい。 | [投票(3)] |
★3 | ラッキー・ブレイク(2001/英) | 軽く笑えるお気楽コメディ。脱走の緊張感もへったくれもないが、あのやり方にはニヤつける。ネタはいいのに描写が中途半端なために吸引力は弱い。主役に魅力が足りないのは残念。ティモシー・スポールで一本作ってくれたら良かったのに。 | [投票] |
★5 | パイレーツ・ロック(2009/英=独) | 音楽とSEX。世界にはそれしかないような割り切った描き方が時代を感じて心地よい。舞台がほぼ船の上ということもあって世間と隔絶した見せ方が出来たのはラッキー。『ラブ・アクチュアリー』のような極上の繊細さは感じられなかったが、アレはアレ、コレはコレ。不満はラストの展開(唐突過ぎ)のみ。品行方正の英国紳士とは言い難いけど、やっぱビル・ナイはカッコイイ。 | [投票(2)] |
★4 | ショーン・オブ・ザ・デッド(2004/英) | 上品でおバカな秀作ゾンビ映画。もう少しノーテンキを全編で維持してくれたら傑作になったかも知れないのに。中盤から英国風生真面目さが目に付いてどうも中途半端なのだ。しかし、これだけの品質なら日本でも十分劇場公開できるだろうに何故未公開?クイーンの使い方に爆笑し、ラストの友情にはちょっとホロリ。 | [投票(1)] |
★3 | 銀河ヒッチハイク・ガイド(2005/米=英) | 嫌いじゃないんだけど決して好きにはなれない、そういう同僚、みなさんの隣にもいるのでは?この作品を表すならそんな感じ。哲学だの思想だのはどーでもいい。要は面白いかどうかなのだが、米国的おバカの様相で英国風能書きを垂れるという、現実に目の前にいたら思わず手をあげてしまいそうなヤツがそのまま作品になったような。 | [投票] |
★3 | 名探偵ピカチュウ(2019/米) | 街中にポケモンが溢れているから重箱の隅を突つく勢いでスクリーンを観てしまい疲れる。昔は洋画のカワイイは日本人にとっては首をひねるものばかりだったけど、アニメやゲームのおかげですっかり「日本式カワイイ」が世界に拡がったようで、特にピカチュウの可愛さは反則もの。肩に乗って重くないのかなとかぼんやりしている間に物語が終わった。自分にとっては癒しの環境映画であった。 | [投票] |
★3 | アンダーワールド(2003/米=独=ハンガリー=英) | 青を基調とした画面が異世界を思わせる。人間なんかどの世界の生物?みたいに割り切っているのも潔い。ただ物語に深みがない。千年以上の業のせめぎあいなのに。ベッキンセールをいかに美しく見せるかだけに重きを置いた企画なのか?と疑っちゃうぞ。ビル・ナイは相変わらずいいなあ。 | [投票(1)] |
★5 | ラブ・アクチュアリー(2003/英=米) | 「あなたが観た過去の作品の中でのベスト1は?」と聞かれて、即答できずに悩む人は多いのではないですか?私は現時点では言えます。「これ」。 [review] | [投票(2)] |
★4 | ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011/英=米) | 観客側としては、彼らが自分が育てた子供の様で感慨深い。ネビル大人になったとか、ハリーとハーマイオニーの身長は大きくなっても同じだとか物語以外の部分で浸っている自分がいた。スネイプのエピソードはなかなかグッとくるし、終始落とし気味の色調は、この10年で大きくなったファンたちに向けても、成長するファンタジーとして観ることができた。とにかく7作、一部を除きキャストの維持を成し遂げたのは拍手しかない。 | [投票] |
★4 | パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト(2006/米) | CGになっても誰でもわかるビル・ナイに脱帽。とにかくこの「魚介類たち」が生理的に受け付けないのだけど、確実に前作よりは面白くなっている。良い意味で大味さが抜けたのは人物紹介を省けたからか。とはいえ、この「つづく!」的終わり方は相変わらず好きじゃないのだけど。 | [投票(1)] |
★5 | ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007/英=仏) | 観終わって振り返ってみると脚本自体は単純。『ショーン・オブ・ザ・デッド』ではマイナス点に働いたサイモンの英国的クソ真面目演技が、今回はまさに活きており、シチュエーションコメディとして思いっきり笑える。それと編集が秀逸で舌を巻いたほど製作側が作品と真剣に対峙しているのがわかり好印象。唯一残念なのがビル・ナイがチョイ役すぎ。 | [投票(1)] |
★4 | ATOM(2009/米=日=香港) | 日本の誇りであるアトムをあちらの国が果敢にも挑戦。子供が楽しむ漫画だったけど、繊細な挿話が多くそれをあちらがどう料理してくれているか興味はあった。でもその反面、当初はアメリカナイズされた外観に夢を壊されるのがイヤで、敬遠していたのも事実。あまり期待を込めずに観てみたら意外や精神はジャパニーズが維持できていて嬉しかった。やっぱりアトムはアトムだ。トラッシュ缶が可愛くて、一匹欲しい。 | [投票] |
★4 | スティル・クレイジー(1998/英) | 20代に好きになったものって一生好きなんだよな。過去の栄光から解き放たれて、純粋に好きなものにしがみつく連中のなんとカッコいいことよ。私もこのテの映画には激甘なんです。ごめんなさい。 | [投票(2)] |