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杉本哲太の映画ファンのコメント

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水那岐のコメント************

★3魔界転生(2003/日)そこそこは観られる生真面目な作りの作品なのだ。佳品を造り続ける平山監督だけのことはある。だが、そこに下品と言われようとハッタリを持ち込む芸人魂がないのが惜しまれるところ。 [review][投票(1)]
★3日本の自転車泥棒(2006/日)カメラが素晴らしい。朝の光景を切り取る手腕、長廻しの詩情。ところが人間の描き方がどうしようもなく類型的。折角つれてきたベテラン勢の勿体ないことといったらない。彼は風景だけしか関心がないのではないか、などと意地の悪い推測をしてしまうほどだ。[投票]
★4深い河(1995/日)遠藤神学の集大成ともいえる一作。神はありとあらゆるところに遍在し、ただ「許し」という形のない救済を我々に施す。それは何の得になることでもない、ただ心の安らぎが与えられるということだ。…以下、原作小説は読んでいないので、映画からの印象のみを記します。 [review][投票(1)]
★4女衒(1987/日)勘違い愛国者はどこか可愛い。最近流行りの口先ばかりの保守主義者とは肝っ玉のスケールが違っている。それがおかしなベクトルに向けて突っ走っていこうとも、自分の内なる正義のためなら顧みることはない。ク〜ッ、泣けてくる。それがエロ爺今村の妄想であっても、ね。[投票(1)]
★3アカシアの道(2000/日)老いてゆく厳格な親が、子供じみた優しさと引き換えに利発さを奪われてゆくということ。これは何よりも悲しいし恐ろしい。まして、現実には他人はけして助けてはくれない。だから…。 [review][投票(1)]
★3怖がる人々(1994/日)ホラーというわけではなく、ちょっとお洒落な怪異譚。その洒脱ぶりを楽しむべし。白眉はやはり「乗越駅の刑罰」。…でも、第二話のフランキー堺の脂ののった芸も忘れてはならないだろう。[投票(1)]
★4ウォーターボーイズ(2001/日)最初はそのコミック的単純さに戸惑っていたものの、いつしか馬鹿馬鹿しいほどの青春さ加減にエールを送っている自分に気づく。「伊勢崎町ブルース」で踊るのは青いおバカさんたちの定番ですね…それにしても、ホント竹中直人はああいう胡散臭いオッサンが上手いなあ。 [review][投票(2)]
★3花田少年史 幽霊と秘密のトンネル(2006/日)これ『花田少年史』の筈なんだが、父ちゃん母ちゃん、さらに強力な成仏できない幽霊ふたりに主人公の影は薄くなる一方。ターゲットの年齢層を決定できないスタッフの手で、物語の遊離性は高くなるばかり。誉めている方には原作を是非お読みいただきたい。 [review][投票(5)]
★2ひかりごけ(1992/日)ひかりごけによる「光背」を、何か船長と同じ罪を犯した人間の象徴として描いているのだろうか?例えば軍国主義による殺人のそれのような…。だとすればそれは船長の行為に対する贔屓目でしかない。 [review][投票]
★3幕末純情伝(1991/日)原作の骨格に救われている。いかに未熟女優といえども、男装させて男言葉を喋らせればそれをカバーして余りある色気を放つ(この場合、牧瀬里穂がカワイかったから、というのも必要条件だったが)。日本男児の弱点を突く見事な戦法ではある。ちなみに俺は牧瀬には充分に意気地があったと思うよ。[投票]
★3世界の中心で、愛をさけぶ(2004/日)長澤まさみの生き生きとした魅力が絶対的となる映画。彼女が『愛と死をみつめて』の吉永小百合すら為し得なかったことをしているのは賞讃に価する。しかし、だからこそ…。 [review][投票(3)]
★2恋は五・七・五!(2004/日)こういうお話をけなすと野暮扱いされる、というきわめて微妙な位置に逃げ場を作った作品。だが敢えて言えば、この手の「コンプレックス脱却&優勝」パターンの作品では最も安易な出来。 [review][投票(4)]
★3パッチギ! LOVE&PEACE(2007/日)根本的に作品全体を観れば、各エピソードの繋がり方が乱雑であり、井筒作品としても高い評価を下すことは出来ない。しかし、70年代から連綿と続く自己陶酔型戦争大作に果敢に挑んでいるという意味で、この作品は勇気ある挑戦作として認められる。 [review][投票(9)]
★4おくりびと(2008/日)山崎努が実に申し訳なさそうに、しかし実に旨そうに鶏肉を食う。それは「人の死」という初源的な出来事を際立たせるのに実に効果的に機能している。それは広末涼子の妊娠においても然りだ。 [review][投票(9)]
★4いつか読書する日(2004/日)老いても生きてゆく者と充足して死にゆく者。死んでしまうことができれば、あるいはその瞬間、満ち足りた気分を思い切り吸い込むことができるのかも知れない。だが冒険に生きることを放棄し、平凡な多忙さをおのれに課した者には、充足した時間など老いさらばえてもやって来ない。化粧をしないシジフォス、田中裕子が燃えられたのはたった一夜であり、今日も彼女は自転車を駆る。[投票(1)]
★4どろろ(2007/日)まともに時代スペクタクルを描ききれぬがゆえに、無国籍演出を行なうインチキ作品から本作もまた抜け出ていないが、俳優各々の真剣さがこれを凡作から大いに救っている。 [review][投票(7)]