★4 | ラストを除いてまあ原作に沿って作ってる。寺尾が主人公のように見せてて、実は周囲の人物すべての心の問題をすっぽり浮かび上がらせたこの構成は面白く、なかなか斬新である。俳優陣もそれぞれ出番が少ないが好演。樹木はすごい。映像の凡庸を忘れるぐらい。 (セント) | [投票] |
★3 | 端に至るまで男も女も背景を背負ってギリギリの生を生きるという全ての配役陣の役の把握力が圧倒的ドラマトゥルギーの発露に至る前半も真摯な問題提議をあくまで真摯に問う後半も個々に言うなら素晴らしい。しかし、両者が乖離してロジカルな興奮に至らない。 (けにろん) | [投票(6)] |
★3 | 空白の一日を追究する人物が多すぎて散漫になってしまっている。吉岡秀隆の家庭の事情なども、必要無い気がするのだが。 [review] (青山実花) | [投票(1)] |
★4 | ネタバレになることを避けると、僕が本当に言いたいことはreviewに書くしかない。しっかし、この映画を観たカップルの殆どが、「あたしが頼んだら殺してくれる?」とか尋ねあってる光景は眼に浮かぶ。以下review。僕の本当の感想。 [review] (IN4MATION) | [投票(3)] |
★3 | 曖昧な主張でお茶を濁す優等生的な主題へのアプローチと、半端な咀嚼で未整理なままの凡庸な脚本を、一切無視するかのように最後まで飽きさせずに見せきってしまう強行な演出。深作欣二の後を継ぐオールマイティ娯楽職人は佐々部清監督かもしれない。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(6)] |
★4 | 作品の真摯な姿勢は解るし出演者も頑張っているのは伝わる。しかし各々の役割というものがある訳で、柴田恭兵を筆頭に役の立場を逸した演技に走ったために、一見重みを増したものの却って底の浅い作りになってしまった。 (死ぬまでシネマ) | [投票] |
★4 | 原作未読。確かに詰め込みすぎで調理前にテーブルに出された感はあるが、人の想いというものを寡黙に表現した俳優陣には賛美を惜しまない。まさに役者で見せ切った作品でまんまと号泣させられた。それが森山クンの歌が足を引っ張るという残念な結果に。この残念さは躊躇なく★減点させるくらいほど。 (tkcrows) | [投票(3)] |