実相寺昭雄の映画ファンのコメント
(秘)色情めす市場(1974/日) |
幻影でしかないが確かに存在するはずの父を、手配写真の殺人犯に重ねてトメ(芹明香)の欠落感が浮遊する。「ゴム人形」と「ニワトリ」の交わりは、人であることの確認行為でもあり放棄でもあるのだ。ニワトリとともに飛翔を挑むサネオの通天閣シーンは圧巻。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] | |
中学3年の時に鑑賞(汗)。田中登の作品は、どれもポルノ映画としての役割りを果たしていない。それどころか観客に冷水を浴びせ突き放す。これはポルノという衣を着た確信犯だ。そういう意味ではマイナス。しかし、そのマイナスを喜び感心する映画ファンは私を含め実に多い。 (tkcrows) | [投票(2)] |