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滝藤賢一の映画ファンのコメント

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けにろんのコメント************

★3るろうに剣心 京都大火編(2014/日)気合入りは分るのだが明らかに盛り過ぎだしクライマックスの強度もてれこ。小田原での顛末から藤原との対峙・神木戦辺りが最も見応えがあり、後半を費やす京都は冗長でしかない。鬼輪番からみはいっそカットすべきだった。大火というほど燃えへんし。[投票]
★364-ロクヨン-後編(2016/日)「刑事はそんなことも解んねえのか」との浩市の嗚咽は友和他の頭上を上滑る。映画はそこに収斂するようには仕組まれてない。『砂の器』的な情への浸り方が出来ぬのならいっそ言わせぬ方がいい。機構側の男達の多くの屈託もその構成の断層に埋没した。[投票(2)]
★5捨てがたき人々(2012/日)声高に叫ぶ無常や明け透けな性欲など笑っちまう位にジョージ秋山で、大らかで愚直な演出が絶妙な噛み合わせ。釈然とせぬことだらけの人生に解などなく流転の果てに終着も無いが悩んだって仕方ない。そういう割り切りを脇から体現する美保純も又絶品。[投票]
★3残穢 住んではいけない部屋(2015/日)怪異に対し実証究明を試みるってのはいいが、所詮オカルトマニアの高校自由研究レベルで爺ちゃん婆ちゃんに聞きました程度では横溝チックに修飾しても高が知れる。大体そんなん言いだせば狭い日本どこだって100年スパンで怨念の1つ2つはありそうだ。[投票(1)]
★4決算!忠臣蔵(2019/日)松の廊下も討ち入りも廃し起結を欠いた頼りなさだが疑心暗鬼のモヤモヤは放蕩し放題のバカが苦労人集団の勘定方を駆逐するの図に置換される。立ちキャラ満載でドライブがかかった流れは、しかし定められた終焉に向かうしかない。想外の運命の過酷が立ち昇る。[投票(2)]
★464-ロクヨン-前編(2016/日)男が理のないことを通せざるを得ないとき、すり替えギリで搦め手から感情論でゴリ押しに突破する様を真正面から描く。映画は仕方ないことだと共感を漲らせている。警察機構のヒエラルキーと摩擦を多くの顔に味ある役者が演じる様はヤクザ映画並みにそそる。[投票(1)]
★5予告犯(2015/日)恵梨香の絶句を機に世界は転倒した。『ショーシャンク』を掠り遥かキャプラまで敷衍したかの如き映画構造が大甘にせよ行き場無き時代を照射するには必要な気がする。格差やネットを巡る描写は浅薄だが追跡劇の高度に歪な映画的時間配分の良さが補完。[投票]
★4孤狼の血(2018/日)仁義なき』抗争集団劇として台詞の空隙と役者の弾不足が露呈する前半だが、中焦点多用のカメラの包括性と美術の踏ん張りが救う。終わったかに見えた終盤、俄かに映画は継承物語の文脈を獲得しベタなりの強度を纏い出す。パーティ急襲シーンは本篇の佳境だ。[投票(6)]
★4孤狼の血 LEVEL2(2021/日)組同士の覇権闘争や組織内の再構築といったパワーゲームの醍醐味は亮平の1本被りの狂犬性により放逐される。已む無く浮させた桃李との個の対決が反リアルな地平でヤケ糞の帰結を迎える展開の剛腕に押さえ込まれる。権力の暴虐を十全に描いたのも良。[投票(1)]
★3関ヶ原(2017/日)駆け足のトピック連鎖はコンセプトとして有りだと思うが、肝となる心根にはある程度の感情の納得性を付与せねば持たない。島左近・大谷刑部・小早川秀秋に関してのそれが決定的不足。その分架純に尺を使うのは精進料理にお砂糖。そして定型的滅びが来る。[投票(5)]
★4初恋(2019/日)絡み合う各人の思惑と想いが過不足ないとも言え形骸的スタンダード仕様とも言えるのだが、土壇場での焦燥と錯乱が臨界越えると笑いに転じる様が程よく配置され、そこに三池の練達の境地を感じさせる。留守電のプロットは爆笑もの。ラストの余韻も鮮やか。[投票(4)]
★3テラフォーマーズ(2016/日)ゼブラーマン』の域には達せぬが『ヤッターマン』程度にはオモロイ。が、そもそもゴキブリがどう進化すりゃあんなマッチョな二足歩行になるねん…という疑念が終始チラつき鑑賞の妨げに。多くのレア昆虫を図解してくれるので良い子たちには勉強になるぜ。[投票]
★3SCOOP!(2016/日)継承の物語であることを終盤いきなり持ってこられても気持ちはついてけない。キャパ話だけでは弱いのだ。伊丹な劇伴に乗ったウェルズな冒頭やヒッチな屋上盗撮など魅惑的な細部は多い。演技も力演のアンサンブルだ。惜しむらくはふみのブラ。[投票]
★3クライマーズ・ハイ(2008/日)組織の中の守旧と革新、編集と販売、親と子、友情と仕事、意地と妥協…多くの2項対立はデフォルメされ劇化されるが、原田が救い難く稚拙に見えるのは否定される側の時代錯誤なステロタイプ化に依る。『呪縛』と変わらない。冷めた熱演の役者陣が気の毒。[投票(3)]
★4愛の渦(2014/日)一応は醒めた社交性が支配する場に於いて乱交ではない相対の交合いが秩序を保たれつつ繰り広げられる点に於いてマニュアルに支配された今を撃っている。宴のあとの冷めた朝の空気が良い。その中で唯一何かを穿とうとした男も玉砕し果てる。半端ない虚無感だ。[投票(2)]
★3るろうに剣心 伝説の最期編(2014/日)結局とっ散らかした前篇を回収する為にだけ奉仕するプロット郡で、その間を繋ぎ止めるエモーションが欠落。気合入りのシークェンス構築力で一応は吸引力を維持するが体育会系一辺倒の殺陣も飽きる。福山登板は意外に成功だが神木や10本刀は蔑ろだ。[投票(1)]