ゴルシフテ・ファラハニの映画ファンのコメント
闇の列車、光の旅(2009/メキシコ=米) |
せめて人としてのぬくもりを、とふと決断したがため、まさに本当に明日が消滅してしまった青年。国外逃避列車の屋根にいようが、行き場所もなく、ましてや居場所もなく、いつかは殺される我が身。今は揺れる列車にただじっと佇むしかない。 [review] (セント) | [投票(2)] | |
ブニュエル作品から半世紀。メキシコの変わらぬ閉塞。どう考えたって希望への道程とも思えぬ列車の旅だが、少女が少年とシンクロした瞬間に命運の歯車が動いたのか。多くの屍を乗り越え行き着いた場所に希望があるとも思えぬが、電話の声が一抹の救い。 (けにろん) | [投票(2)] | |
貨物列車の上に乗って旅している絵だけでグッと来る上、そこから見える中米の、貧困と豊かな自然とが混ざり合った沿線の風景がさらに気分を上げてくれる。これを見れただけでも、この作品を観たかいがあったと思わせる映像。 [review] (irodori) | [投票] |