★4 | 三船敏郎のこしらえにはちょっと驚く。昭和以降戦後含めて日本が正常で成熟した判断力を失い続ける中、健全な明治生まれの男が、時代への適応をいびつな形で噴出させてしまうという絵空事ではない実態をグロテスクに演じきっている (ジェリー) | [投票] |
★3 | 開巻数百秒で満腹になる濃厚芝居。三船敏郎の「眼鏡」が面白い。『生きものの記録』と聞いてまず脳裏に浮かぶのはあの眼鏡のイメージではないか。そういう映画は良くも悪くも強い。しかしワイプ濫用はここでも映画から厳格さを奪っている。溶明溶暗すら排してカット繋ぎに徹した小津の厳格さとは比べ物にならない。 [review] (3819695) | [投票(2)] |
★4 | 黒澤ファンでも観た人が少ないと思うけど、観る価値あり。当時の原爆に対する恐怖を実感する。三船の役柄にも注目。 (丹下左膳) | [投票] |
★5 | 燃やされるのを怖がるあまり… [review] (甘崎庵) | [投票(16)] |
★5 | 早坂文雄さんが病気にあっていた頃に作られた映画ということで、若干勢いを失っています。でもそんな黒澤監督が大好きです。 [review] (chokobo) | [投票(1)] |
★4 | 有り得ないような話だが、なんか説得力があった。反核というメッセージを脇に置いても、三船の演技やラストの描写など凄いと思う。 (太陽と戦慄) | [投票(1)] |
★4 | 別名は『親父の異常な世界での正常な愛情 または親父は如何にして心配するのを止めず核を恐れるようになったか』だろう。スタンリー・キューブリックは見事この映画の主題のパロディで成功したわけだが、この映画は発想源にとどまっていない。体験者と使用者の違いは鮮明で豪快。…そして早坂文雄の遺作となった音楽がそれを静かに捲し立てる。 [review] (ジャイアント白田) | [投票(4)] |
★3 | どうも三船敏郎にああいう役は似合わない気がする。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | ラストの暗さが印象的。83/100 (たろ) | [投票] |
★4 | 核の恐怖に精神の統合を失ってしまうことは、あの惨劇を近似体験すれば誰にも起こりうることではなかろうか・・・。三船敏郎の熱演はやはり凄い。 (RED DANCER) | [投票] |
★4 | 現実と宇宙の果てまで届く妄想の間で生まれた、爺さんの恐怖が滑稽ながらも段々ざわざわしてくる。 [review] (あき♪) | [投票(2)] |
★3 | 主人公の主張は荒唐無稽なようで、考え出すと筋が通っているような気がしてくる。 [review] (緑雨) | [投票(3)] |
★4 | 大空がいつか落ちてくると大真面目に信じた国民の不安から、滅んだともいわれる中国周の時代の杞の国(杞憂の語源)。落下物に対する不安は、看板とか瓦とか(或いは今日雨降るかな?程度に)適度に小さいものにしたほうが身のためのようです。 (スパルタのキツネ) | [投票(1)] |
★4 | 題名も冴えている。今もあちこちで見るよ、これに似た「生きものの記録」を。 (死ぬまでシネマ) | [投票(1)] |