★5 | 戦時中の映画としては最高傑作。これが”日本映画だ”という作品を残して黒木監督はこの世を去った。そして、この表現が小津であり、もしかしたらタルコフスキーなのかもしれない。 [review] (chokobo) | [投票(3)] |
★4 | 演出がいささか舞台調になりすぎている面もあるが、役者陣の演技がとても良いので気にならない。 [review] (赤い戦車) | [投票(1)] |
★3 | 秀作が2本続いた黒木の遺作。終戦寸前、特攻隊が飛び立っていた鹿児島でのある人たちの日常。まさに平凡な人たちであるが故に国民の一人一人が戦争をどのような気持ちで捉えていたか、毎日をどのように過ごしていたか、 [review] (セント) | [投票] |
★3 | 冒頭20分、病院の屋上での二人だけのダイアログを見せ切ってしまう演出力は圧巻。そして、本上まなみがあんなにも鮮やかに軽妙な会話劇を演じられることに驚く。 [review] (緑雨) | [投票(3)] |
★3 | 戦争3部作の中でも特に静かな、日常生活の一コマとして戦争を描いた好篇であるが、丁寧過ぎて生活感が薄まってしまった。それが演出意図だとしてもここまで舞台調でない方が良いと思う。(reviewの後半は永与少尉の如く赤面し乍ら突如暴走) [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(1)] |
★5 | 何十年に及ぶ日々を、あの数か月の彼奴があの人が残したものを心の中で反芻しながら生きてきたのだということを、永遠かとも思える無為な病院屋上の時間が反映画的故にこそ表すのだという黒木の達観と確信。その余りに慎ましやかな想いの美しさと気高さ。 (けにろん) | [投票(3)] |