★3 | ここで「隻腕」の主は光石研から彼の配偶者に転移している。唐突な「天皇」の導入は脚本家の思想的趣味に由来するのだろうが、演出家はこの映画と自らの第一回商業映画監督作を接続するためにそれを転用する。隻腕を活用する仕方についてのみ云えば『Helpless』よりもアクション=映画的である。 (3819695) | [投票] |
★3 | 釣竿がペニスであったり、橋=男性、川=女性という見せ方は『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』『サッド・ヴァケイション』『東京公園』のような傑作とは違い、映画的寓意には昇華されずただの直接的暗喩に留まっている。田中裕子に精気を吸い取られたか?彼女が出てくる場面だけ良い。 [review] (赤い戦車) | [投票] |
★3 | 菅田将暉を見たくて見たのだけど、映画としてイマイチだった理由は菅田将暉を起用したせいな気もするからとてもモヤモヤしてやりきれない。 [review] (tredair) | [投票(3)] |
★4 | 映画を観て、原作の良さを再認識する。ドブ臭い鰻、釘針、義手…作為的と思われても仕方がないような事物を自然に受け容れられてしまうのは、光石の怪物性に苦しみながらも強かに受け流す田中、篠原、木下、三代の女たちの存在感あってこそ。土着と血と時代の映画であり、女優の映画でもある。 (緑雨) | [投票] |