★3 | 完成度ならぬ破壊度で頂点を極めた第3作を着物の表地にたとえれば本作は裏地。抗争全体を表現する間はその余裕もなかった下っ端やくざのパーソナルな部分にも目が届く。戦いの無意味が俯瞰的に見えてきた二人の巨頭の会話で祭りの終わりが見えて寂し。 (ジェリー) | [投票] |
★3 | 実は私が初めて本シリーズを観たのは本作で、何だか訳が分からなかったという印象しかなく、それで長いことシリーズを観てなかったという経緯もあります。 [review] (甘崎庵) | [投票] |
★3 | 菅原文太にもうちょっと暴れてほしかった。蓄積されたフラストレーション(特に金子信雄に対しての)を発散できず。 (赤い戦車) | [投票] |
★3 | このシリーズ、戦後の極道社会の変遷を局面ごとに辿っていて興味深い。前作『代理戦争』で政治化して繁栄を謳歌したヤクザの世界は、市民社会の成熟とともに"反社"として退けられていく。 [review] (緑雨) | [投票(2)] |
★4 | 引力としての暴力と斥力としての経済力。 [review] (おーい粗茶) | [投票(3)] |
★3 | 今回はとうとう開戦したもののロクな戦果もなく、内外の厭戦感と共に只疲弊してゆく過程を描いている。それでも魅せてしまう力量には感嘆するが、結局主人公もなすすべなく、一寸観客としては辛い。☆3.7点。 (死ぬまでシネマ) | [投票(1)] |
★4 | 大局を知らぬ尖兵たちの殺し合いと騙しあいが入り乱れたシリーズの第3部と本4部で描かれる代理戦争の顛末はラストの文太・旭の台詞で祭の終焉とでも言うべき徒労と挫折をもって完璧に締めくくられた。大向うを唸らせる大団円を牛耳る役者魂の相克。 (けにろん) | [投票(3)] |