★5 | 我々が日常目にする出来事はこの程度で、耳にする言葉はこの程度、と言わんばかりの省略。恐ろしいほどの緊張感。手とドアのせい。『スリ』や『白夜』の楽観がない。 (動物園のクマ) | [投票(1)] |
★5 | 世界最強の映画の一本であることは間違いない。この世の99パーセントの映画は『ラルジャン』に1ラウンドKO負けを喫する。なんとか12ラウンド戦い抜くことができる映画でさえ数えるほどしかないだろう。映画の極限。人間の極限。世界の極限。 (3819695) | [投票(5)] |
★4 | 無駄のない運び。しかし、暗い気分にさせられる。 (丹下左膳) | [投票(1)] |
★5 | 数枚のニセ札によって歯車が狂いはじめる人生。その緊張感。一つ一つのショットが何もかも完璧に語っていき、全く無駄がない。う〜ん名人芸。 (ドド) | [投票(1)] |
★5 | 余分な脂肪分をそぎ落としたような映画だ! (chokobo) | [投票(1)] |
★5 | 暴力シーンを一切画面には映さないのに、滲み出るこの不吉さ、禍々しさ。音の使い方といい、カットとカットの繋ぎ方といい、全編がもう驚きの連続。主人公が斧を振り上げるただのワンカットに、凡百のアクションやホラーが束になっても勝てるかどうか。 (太陽と戦慄) | [投票(3)] |
★5 | 後悔も罪悪感も快楽も感じられない感情不在の顔が恐かった。だからこそ、存在感が強烈に強く、無の概念を示すかの様にも感じられた。観るに対し、見事に逆説を捕らえた監督の、荒業の策略に嵌った。崇高なまでの完璧な即物性が描かれている。 (かっきー) | [投票(2)] |
★5 | 理想的な映画。余分なものを削ぎ落とし、とにかくソリッドに仕上がっている。 (赤い戦車) | [投票] |
★5 | ブレッソンという人は映画史から徹底的に孤立した存在だったんだな。これほど怖くて美しい映画を、これ以後の映画史は持ちうるのだろうか。 (岡田和雄) | [投票(2)] |
★4 | 若いときからブレッソンを見ていますが、これだけが波長がまったく違っています。静謐さがない。暴力的。余裕がない。遺作なんですよね。 (セント) | [投票(2)] |