★4 | 例えば幕末を貴族視点で描いたら面白くなるのだろうか? [review] (ペペロンチーノ) | [投票(3)] |
★4 | ヴィラボスコグランデの壁紙や家具調度、舞踏会の貴婦人たちの衣装や装飾や髪型、貴族の服の生地や仕立て、など全てが最上質。街の石造り、屋根瓦、砂埃まで上質に見える。カルディナーレとドロンの官能的な追いかけっこ。 (動物園のクマ) | [投票(1)] |
★4 | この湯水のように尽くされた贅沢、庶民としては有難く恩恵に預かりましょう。そしてドロンとカルディナーレの野卑な魅力。 (くたー) | [投票(4)] |
★4 | 全てを見届け、これから長いのか短いのか分からぬ人生の午後を生きていく老貴族の熾き火のような感情を、克明極まりない演技で見せ付けられる。自分の属する階級への愛着と時代に取り残される忌避感覚の複雑な混交が、ベラスケスの絵画のように濃密な画面の中で展開する、その激しさ。 (ジェリー) | [投票(2)] |
★3 | この細部まで完璧に磨き上げられた建造物のような作品の構築力は、好き・嫌いを超越して感心させられる。しかし表面的な美に興味の無い人間にとってみると、やや退屈だ。 (モモ★ラッチ) | [投票] |
★3 | もっと華麗で豪勢なものを期待していた。意外に埃っぽくてむさ苦しかった。 (ドド) | [投票] |
★4 | 革命に湧く激動の時代を皮肉に見つめる。これこそがヴィスコンティの視線。 [review] (甘崎庵) | [投票(2)] |
★5 | ビスコンティ前期の最高傑作。この精神が後期に試行錯誤の上、後期に生かされてゆく。 [review] (chokobo) | [投票] |
★4 | イタリアのド田舎の身分違いの男女の結婚話を、ここまでカッタルイ内容にしてしまうのはさすが。 (黒魔羅) | [投票(1)] |
★3 | 美術・衣裳はゴージャスだが、マッタリしたテンポが肌に合わず。加えてテーマの馴染みの薄さが退屈に拍車をかける。カルディナーレの美貌に見とれつつも、作品の肝は理解しないまま終わった。 (太陽と戦慄) | [投票(3)] |
★4 | 豪華絢爛。舞踏会シーンの演出力には驚嘆。上質の大河ドラマ。 (赤い戦車) | [投票] |
★5 | 遠い国の生々しくも華やかな物語が面前に広がってゆく、その幸福と不思議。その衝撃と興奮。なにがなんでもスクリーンで見るべし! (tredair) | [投票(1)] |
★4 | 亡父と共に名画座に見に行ったのですが、世界史フェチの父が歴史的講釈を始めて止まらない止まらない。周囲の人が「シーッ」っていうのも聞こえないんだもんね。(『アラビアのロレンス』の時もそうでした。) [review] (りかちゅ) | [投票(1)] |
★4 | 貴族と言う生き物がどれほど何の生産性も無い無駄な生き物かを知れる。
時代の転換期の没落貴族を介して見る舞踏会は貴族の無駄な虚勢とそれに対してどうにも自分の中から切り離せない思い入れが物悲しさを感じさせる。
それが豪奢な分だけ尚のコト。 (あき♪) | [投票] |
★5 | 階級闘争の必然を頭で理解しつつ、しかし心は没落の鎮魂歌に拠っている。ヴィスコンティの立ち位置の余りに明晰な映画構造とのシンクロ。全ての思いの混濁を飲み込み圧縮破壊する40分の舞踏会の熱暑と重厚。その男の意地の集積には憧憬の念しかない。 (けにろん) | [投票(2)] |