★3 | 拳闘を材とした伝記映画にあってもスコセッシの主人公は現と幻のあわいを彷徨う。リング上のこの世ならざる光景。黒白撮影の達成度は称賛に値するが、「美しい」ファイトシーンもアクション演出の不在を補償するには至らない。ロバート・デ・ニーロは俳優の資質としての「可愛げ」を決定的に欠く。 (3819695) | [投票] |
★3 | ただのボクシングが強くて短気な男にしか見えなかった。時々年号が画面に出るので、何かドラマの上で重要なターニングポイントかと思っていたら、単なる時系列の整理のための印なのかい。やれやれ。[Video] (Yasu) | [投票] |
★4 | 当時、トータルとしての映画の質以上に、ロバート・デ・ニーロの映画への取り組み方が賞賛されてしまったが、今じゃあCGでどうにでもなることになってしまった。そういう「努力してかいた汗」の部分を除いてもモノクロ画面が悽愴なまでに美しい傑作であることはまちがいない。 (ジェリー) | [投票] |
★5 | ジェイク・ラ・モッタはリング上で、そして暗闇の中で壁という自分の全てを殴り続け、自らの手で全身で新約聖書ヨハネによる福音書第9章24-26を見つけだした。その言葉そのチャンピオンベルト、難所で生きた人間のみが手に入れることが出来るのだと五臓六腑とテンプルにズッシリ響き渡る。 [review] (ジャイアント白田) | [投票(6)] |
★4 | かなり水準の高い映画。白黒だけど映像はホント美しい。ある阿呆の男の一生といえばそれで終わりだけど、嫉妬深くて切れやすくてそのくせ寂しがりやな男て近代的日本人の典型じゃなかったっけ。そういう普遍的な男の生き方を追うカメラ。凄い。 (セント) | [投票] |
★3 | エンターテインメントだ!デニーロアプローチ!(拍手) [review] (chokobo) | [投票] |
★5 | わたしの知りうる、最も美しいオープニングの映画。 (ALPACA) | [投票(6)] |
★5 | 今でも時々この映画がカラーだったら…と恐ろしくなることがある。 [review] (ナム太郎) | [投票(3)] |
★3 | 不器用に生きることは、決して罪な事ではない。しかし周りにとっては、迷惑なことではある。しょうがない、みんな五十歩百歩なのだから・・・ (ぽんしゅう) | [投票(3)] |
★4 | 求めることで逃げていくもの。求めないことで得るもの。そのどちらもあるから人生とは皮肉なものです。 [review] (甘崎庵) | [投票] |
★5 | いいね。こいつ。自分の為にボクシングしてる。あの左フック。そんで自分の為のボクシング出来なくて泣いてさ。必死で取り戻して。最期も自分の為に止めてさ。自分を取り囲む檻の中から抜け出す為に。なんていうかな、女とは分かち合いたくないタイプの感動だな、これは。 [review] (町田) | [投票(3)] |
★4 | デ・ニーロの役者バカぶりが存分に拝めるが偏執キャラは見ててツライ (TOMIMORI) | [投票(1)] |
★3 | 妻が浮気したと勝手に思い込んでは暴力を振るい、ヤケになって弟に八つ当たりする。こんな男が身の周りにいたら地獄すぎる・・・。 [review] (太陽と戦慄) | [投票] |
★4 | 過去の雄姿や幸福な風景に被さる「カヴァレリア・ルスティカーナ」(とそれに連なる甘美な旋律)。その調べは、そこはかとないノスタルジーと共に、深く長いため息をも湛えつつ。 [review] (くたー) | [投票(10)] |
★4 | ボクシングシーンは、元々アクション演出が巧くないスコセッシにしてはよくやったというべきか。主人公を肯定するでも否定するでもない(かといって無関心とも違う)ハードな筆致が好み。 (赤い戦車) | [投票] |
★5 | この頃のスコッセッシの映画には「行間」があった。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(12)] |
★3 | なんという哀しい人間。 [review] (緑雨) | [投票] |
★5 | スコセッシの褪色への、デ・ニーロの外形変化への、チャップマンのオリジナルなファイトシーンへのといった偏執的な拘りが偏執的な男の物語を加速させる。息苦し過ぎな男達の妄執の錯綜を18歳のモリアーティが一瞬にして風穴を開ける。 (けにろん) | [投票(3)] |
★5 | 「ヘビー級のヤツとやりたくても、この手じゃやらせてもらえない。やれば勝てるのに・・・」心でこう思ってなきゃ、生きちゃいけない。 (kiona) | [投票(2)] |
★3 | 特に何が起こる訳でも無く淡々としてるのに飽きないし、あれだけの体重差を演じ分けるデ・ニーロが凄い。でも、余りに嫉妬深いラモッタのキャラクターは吐き気がするし、終盤は蛇足。['07.5.24DVD] (直人) | [投票(1)] |
★3 | 前半と後半の繋がりが悪く、詳述すべき処をすっ飛ばすものだから印象散漫。役者は好演で芹明香似の奥さんが印象的。 [review] (寒山拾得) | [投票] |