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「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント

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最後の人(1924/独)************

★5云うまでもなく「回転」と「ドアー」はきわめて映画的な運動と細部であり、したがって巻頭第二カットをはじめとして独創的な撮り方で「回転ドアー」をフィーチュアしたこの映画はそれだけですばらしいのだが、それにとどまらず全カットが評言を加えてみたくなる、しかしそんなものはいっさい必要としない強い画面である。 [review] (3819695)[投票(3)]
★4栄華を誇っていた主人公が一転して転落の人生に。それは第一次大戦で強国の誇りを打ち砕かれ、債務国に落ちぶれたドイツ帝国にそのまま重なる。[Video] [review] (Yasu)[投票]
★4窓とドアの映画。多分全体の9割以上のカットで窓かドアが映っている。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
★4ホテルの回転扉の外は大粒の雨。客を乗せた車が止まる。ビルの夜景も豪雨に霞む。巨漢のベテランポーターがびしょ濡れになりながら巨大な荷物を易々と担ぎ屋内へ。濡れて黒光りするレインコートを脱ぐと格式高そうな制服姿に。エミール・ヤニングスのどや顔。 [review] (ぽんしゅう)[投票(2)]
★4ヤニングスは悪人顔だからこそ、こういう役が映えたりする。 [review] (甘崎庵)[投票]
★4無字幕サイレントとしても知られるが、まさにどこまでも「観れば解る」映像。ムルナウの技巧は当時の人には目を奪う魔術かもしれないけど、その魔術は映画が映画であるための本質に根差している。 [review] (くたー)[投票(2)]
★4当時40歳ぐらいのはずなのに、どう見ても老人に見えるエミール・ヤニングスの大げさ演技が素晴らしい。 (kenichi)[投票]
★5映画史でも早いもの勝ちということがある。ラストの混乱は期待の地平を逸脱して抜群にカフカ的であり、以降この手法は本作の二番煎じと呼ばれるだろう。お仕着せ着たエミール・ヤニングスは明らかに「変身」の父親だ。 (寒山拾得)[投票]