★5 | 最強の脇役加東大介が主役でもいけることを示した傑作。日本のアーネスト・ボーグナインか。淡島千景 にはまた惚れた。昭和最初の10年間をここまで緻密に描くには、確かな原作の読みと、優れた脚本の腕と、何よりも中古智の美術が必要だった筈。 (ジェリー) | [投票(2)] |
★3 | 昭和二年。主人公の赤羽丑之助−加東大介が、宇和島から東京へ汽車で出て来る場面から始まる。加東は18歳の設定だ。東京駅前の交番で日本橋の蕎麦屋へ行きたいと云い、巡査の小林桂樹から、ずいぶん老けた18歳だな、と云われながら、道を教えてもらう。 [review] (ゑぎ) | [投票] |
★3 | 加東大介主演作ってみんな同じだな・・・。 (町田) | [投票] |
★3 | 「○○やんなせえや」って言い方が高姿勢で頼んでいるように見えなくて笑える。のし上がるのがちと早過ぎる気もするが、こんな人当たりのよい男が友達にいたら楽しいだろう。
昔の可奈子役はいったい誰?どう見ても原節子じゃないんだが。
(TOMIMORI) | [投票] |
★4 | 無駄なシーンが全然ないから実に気持ちいい。主人公の心情を表現する多重露光や画面いっぱいのアップでつなげる会話シーンなどもさりげなく凝っていて楽しい。要所でかかる音楽の扱いも、これまた効果的で素晴らしい。当時の東京の風俗やひとびとの様子、宇和島の風景や風習もくどくならない程度にきっちり見せてくれるから、興味深いったらありゃしない。 [review] (tredair) | [投票(1)] |
★3 | 昭和2年から7年の兜町を扱うのだが、昭和5年からの昭和恐慌に言及されないのが不思議。相場師は不況でこそ儲けるのだろうか。豪華再現美術が素晴らしく、宇和島の農民生活描写も綿密、昭和初期の都市と農村の格差を浮き彫りにしている。 [review] (寒山拾得) | [投票] |