「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
私の中のもうひとりの私(1988/米) |
どこか老女物の能楽を思わせないでもない。枯れ枯れとした簡素さは、スヴェン・ニクヴィストの大手柄。特に女主人公の夢描写において、しっとりと暖色系に落ち着いた画面が非現実的な展開とともに微細に振幅し始める瞬間、自分の心の深遠を覗き込む怖さを知るだろう。 [review] (ジェリー) | [投票] | |
「想い出は現在のものか、過去のものか」と問われても・・・己の負の部分が都合よく取り繕えたときが良い想い出、露呈されたときが辛い想い出なのでは・・・50歳にして、やっと自分の負に気づく生き方は幼すぎるし無責任でもある。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] | |
十数年ぶりに再見したら、以前よりもずっと強くヒロインの発見や驚愕や悔恨や内省や矜持や希望が心に迫ってきた。ラストは「がんばれ!きっと変われるよ!」と声をかけたくさえなった。 [review] (tredair) | [投票(3)] | |
静かに覚醒していく描写の手腕は秀逸。邦題も秀逸。 (ペペロンチーノ) | [投票(1)] |