★5 | こういう、映像で語りあげる映画って好きだなあ。ストーリーはないようで、実はある。若い男と女の、お互いの世界を超えよう、入ろうともがく姿、逆にお互いの防御に入る様。しかし現代の男と女の本源的な孤独を前に、それらは崩れてゆく。
[review] (セント) | [投票(3)] |
★2 | これを見て、もう侯孝賢はだめだとおもった。 (tomcot) | [投票] |
★4 | 屈託ない笑顔の裏に隠された、01年という節目の年の別れの決断を、10年前の思い出として語らなければならないほどの心の彷徨と現状からの離反。この少女(スー・チー)の希薄な現実感こそが、まぎれもなく「今」なのだ。痛々しくもあり、また逞しくもある。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★3 | 台湾の「青」と「黒」から北海道の「白」へ。一人の女性の、心の浄化の物語。カメラの動きがスリリングだ。 (赤い戦車) | [投票] |
★2 | ファーストシーン、青白い水銀灯の通路を「スー・チーと一緒に歩く」疑似体験のカメラアイ。現実音のないスローモーションで彼女の髪がゆっくり右へ左へ揺れる。もうただそれだけを見ていたい。ナレーションでこれは10年前の話だとわかる。もうこの一緒に歩いていることは思い出なのだと。なおさら愛おしい。 (ina) | [投票(2)] |