★4 | 繰り広げられる出来事はともかく、画作り自体は決して変態的ではない。光の扱いと美術・衣裳のためにむしろノーブルでさえある。しかし演出家の視線にある種のグロテスクが宿っていることも確かだ。ともにピエール・クレマンティが絡む強盗シーン・銃撃シーンはアクション映画としても高水準の空間把握。「林」や「砂浜」もよい。 (3819695) | [投票(1)] |
★4 | きれいは汚く、汚いはきれいという、くるくると回り続けるコンパスの針の動きのような真理を一身に体現したカトリーヌ・ドヌーブが素晴らしい。狂った樹海の狂った磁場は、この監督にしか描けぬと断言する。杖を持ったチンピラのキャラの立ち方も最高。 (ジェリー) | [投票(1)] |
★4 | 素晴らしくフォトジェニックな画面の連続。馬車、馬車の鈴の音。ピエール・クレマンティの狂気がいい。仕込み杖も面白い。 (ゑぎ) | [投票(3)] |
★5 | ラストの5分でブニュエルは原作者、観客者、スタッフを裏切る。「今までの物語は単なる妄想なのよ」と。これが分からないとこの映画にだまされたままだ。 [review] (セント) | [投票] |
★4 | ブニュエルとドヌーブではあまりにも濃すぎます。でも趣味がいいよね。 (chokobo) | [投票(1)] |
★4 | 夫を裏切り、自ら肉体をモノにすることで得られる快感。サディズムとマゾヒズムが同居するセヴリーヌに、自分の行動への戸惑いはあっても、欲望に対する迷いはない。欲望を満たすため起こされた行動は、自己完結していれば正当であるというブニュエルの詭弁遊び。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★4 | 暖色の印象的な絵画的画面と、けして下世話にならない上品さ。不安と願望と集団意識、何気ない記憶の断片から構築される物語はまさにシュルレアリスムの正統か。(この年、シュルレリアスムの提唱者アンドレ・ブルトンが死んでいる) (町田) | [投票(3)] |
★4 | ドヌーブファンにはたまらんシーンがてんこ盛り (TOMIMORI) | [投票] |
★2 | カトリーヌ・ドヌーヴを使ってあんなことやこんなことをさせたいという、ただの(ジジイの)妄想全開映画に思える。 [review] (G31) | [投票] |
★4 | ブニュエルの妄想シーンが大好きなだけに、ドヌーヴがなぁ…。 [review] (tredair) | [投票(5)] |
★4 | 主人公の持つ幼少時におけるトラウマに起因した性的コンプレックスを軸に据えれば、夫に対する妻としての劣等感に苛まれ、妄想へと逃避する哀れな女性の姿が浮かび上がる。
注目すべきは、夫の友人の存在である。例えば、紳士然とした社会的地位ある人々が娼婦を相手に堕落しきった姿を見せる中、彼が娼館で見せた品格の高さと娼婦たちから愛され、そして尊敬される姿はどうだ。 [review] (田原木) | [投票(2)] |
★4 | 官能ドラマというには、あまりに胡散臭い・・・。欲望との葛藤、と見せかけながら、実際何考えてるんだかわかったもんじゃないドヌーブの鉄面皮振り。 (くたー) | [投票(2)] |
★4 | 煙に巻かれる。映像は美しい。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | ブニュエルが与える幻想と、『昼顔』のドヌーヴに持つ我々の幻想 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(3)] |
★4 | 妄想人妻のマゾヒスティック白昼夢はドヌーヴの上の空とブニュエルの冷めた諧謔が交錯して巧まざる可笑しみを表出する。貴族階級のインポも下賤な活力も等分に否定され嘲笑に晒され挙句に訪れる平穏。そんな中ヴィエルニの撮影だけ矢鱈に美しい。 (けにろん) | [投票(1)] |
★3 | う〜ん…フランス映画って感じ。見終わって「だから、何だ?」ってな話だが、飽きさせず最後まで見せるのだから、ある意味凄い。カトリーヌ・ドヌーブは、まだ痩せてるし綺麗。やっぱりフランス映画は、雰囲気を楽しむ物なんだなぁと、改めて実感。['06.3.27VIDEO] (直人) | [投票(2)] |