★4 | 目を背けたくなる一人一人の親から子への暴力。ぼくたちがそこに暗黒を見てしまうのはその行為にあるのではなく、親たちのその心の暗黒だ。その救いのなさに唖然とする。 [review] (セント) | [投票(2)] |
★4 | 何とも救いのない後味の悪い物語である。しかし、その不快さは映画にあるのではなく、実は親と子の捻じれた連鎖を他人事のように傍観するしかない私たちの心の中の後ろめたさに起因しているのだ。それを真っ向から突きつけるダンカンの毒を私は評価する。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(6)] |
★3 | タレント監督、子役大量抜擢、駄洒落的表題、予告編で見せられた陳腐極まる状況描写−などから、踏んではいけない地雷だと予断していた。しかし蓋を開けてみると、画面自体は案外しっとりしているし、最期まで見れば、ダンカンはもはや作家なのだということを、いつの間にか認めさせられしまう。 [review] (町田) | [投票(2)] |
★4 | ここまで終始、引き込まれる作品も久し振り。所々散りばめられたユーモアは笑った後にゾッとするし、ダンカンは一貫して静かな演技。「どこまで本気なのか?」と思わせる時点で、この作品は成功していると言っても良い。何故なら、売られる側(子供)と売る側(親)の、どちらの目線にもさせられているのだから。['06.3.8DVD] [review] (直人) | [投票(4)] |