★3 | たとえば『はなればなれに』ほど三文小説性を徹底しないことが物語それ自体に諜報員物としての若干の興味深さを与えているが、それが却って退屈を誘う。アンナ・カリーナもここではさほどではないと思う。しかしラウール・クタールのカメラワークとゴダール・オリジナルの繋ぎの心地よさには抗しがたい。今なお新鮮。 (3819695) | [投票(1)] |
★3 | アンナ・カリーナの部屋での写真撮影シーンが楽しい。カメラはキャノンだ。彼女の名前はヴェロニカ・ドライヤー(仏語の発音ではドライエルが近い)。カリーナがレコードを選ぶ。「バッハは朝8時。モーツアルトは夜8時。ベートーベンは夜中。今はハイドン。」という科白。ハイドンがかかる。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] |
★5 | アンナ・カリーナがゴダール映画に初めて登場する瞬間、つい一緒に登場してしまったゴダールはあまりにも可愛い。 (tomcot) | [投票(1)] |
★4 | さらりとクールに。アンナ・カリーナの可愛いとも美しいとも言い切れない個性はさりげなく、観る者の心をとらえる。 (buzz) | [投票] |
★4 | 無駄な引用や象徴的なカットよりも陳腐な物語が前面に出てしまうところが「ゴダールなのにー。」と残念。話のつじつま合わせよりも、キラキラと心に残る美しい映像をもっと増やして欲しかった。 [review] (tredair) | [投票(5)] |
★3 | ゴダールで一番可愛らしい映画ですよ、これは。夜景などクタールの撮影は前作よりも上達しているし人物間を往復する極端に早いパンが面白い。もっと活劇に徹してくれりゃよかったのに。 (赤い戦車) | [投票] |
★1 | アルジェ解放をめぐり敵対する解放勢力と極右軍組織という切実な題材を用いながらスパイごっこ映画しか作れない映画オタクは結果ベクトルをカリーナを女神と崇め奉ることでしか自らを語れないらしい。しかも、ごっこにしても恥ずかしいくらいに下手っぴ。 (けにろん) | [投票] |
★4 | 元祖饒舌独白映画。この手法、余りにオリジナル過ぎて後世は恐れ多いのだろう、使われないのはしかしもったいない。客観性など糞くらえと才気走ったナレーションで埋め尽くされたドキュメンタリーなど、今こそ撮られるべきだと思う。 [review] (寒山拾得) | [投票] |