「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
どん底(1957/日) |
俳優部の充実度は黒澤でも屈指。三船敏郎と山田五十鈴のスーパースター対決はむろん見ものだが、脇役好きにもよだれが止まらない映画だ。田中春男! 三井弘次! 左卜全! 東野英治郎! 藤原釜足! 三好栄子! 上田吉二郎! 千秋実! そして映画俳優としてはまだ駆け出しながら既に面白すぎる中村鴈治郎!! [review] (3819695) | [投票(4)] | |
まあ『どですかでん』に比べたらずいぶんマトモだよな。[新文芸坐] (Yasu) | [投票(1)] | |
一人一人の顔が良いのだ、顔が。 (ジェリー) | [投票(2)] | |
黒澤明は性善説や性悪説をスクラップし、性芸人説を唱えた。さらに、どん底にいる住人のどれかに人間は重なるというマジックを易々とこなした。前衛的ではあることを全面に押し出した作りに疲労困憊になる人もいようが、これが映画だ。受けようが受けまいがお構いなしのこの心境、まさに最強。 [review] (ジャイアント白田) | [投票(3)] | |
香川京子のキャラクターの崩壊が余りに非道い。こんな事をやっていたから、黒澤は馬鹿にされるのだ。山田五十鈴はこゝでもこれだけ魅力的だというのに。 [review] (ゑぎ) | [投票(9)] | |
フェリーニだ! [review] (chokobo) | [投票] | |
トンチキと念仏。インテリの影を引きずる毒舌遊び人三井弘次と、柔和さの裏に地獄の凄味を漂わせる左卜全。正義の不実を察して世を捨てたニヒリストと、嘘ででも現状を容認するヒューマニストは最後まで交わらない。まわりの不逞どものテンションも圧巻。 (ぽんしゅう) | [投票(4)] | |
希望とは、誰しも持つことの出来る光。しかし、その希望こそが… [review] (甘崎庵) | [投票(5)] | |
これ程までに酷いどん底の住みかがあるだろうかというほどの設定である。全員結核になっても不思議でない。左ト全は何者だったのかねぇ・・・? (RED DANCER) | [投票] | |
崩れ長屋に繰り広げられる、豪華な演技合戦! [review] (いくけん) | [投票(11)] | |
1957年のハイパーリアリズム、そして予言。 [review] (町田) | [投票(5)] | |
三井弘次の独壇場。(05・5・27) [review] (山本美容室) | [投票(8)] | |
「昨日、並木座に行ったよ。」「何見たの?」「どん底。」「ああ、あれね!」以下、その友人は延々と一人トンチキをはじめたのであった…。 (tredair) | [投票(1)] | |
その演劇的演出との関連性から後期黒澤の諸作品へと繋がる、彼のフィルモグラフィを辿る上での重要作。 [review] (赤い戦車) | [投票(2)] | |
日本にも、こんなにソウルフルなミュージカル映画(?)があったのか!トンチキのグルーヴ感。そして、踊り狂う貧民たちのギラギラした生命力溢れる表情!今の役者じゃ絶対あんな顔はできないよ。 (緑雨) | [投票(2)] | |
精緻を凝らしたセットに幾人ものプロ役者と素人をぎゅうぎゅうに詰め込み圧力釜で調理した料理のような息苦しさだが、各シークェンスのライブ感は黒澤のマルチカメラ使用が最も成功した映画に思える。煮詰り沸騰する人間の業とその果ての無常が堪らない。 (けにろん) | [投票(2)] | |
来る者、去る者、勝つ者、負ける者、生きる者、死ぬ者・・・この中に欠けているものが一つでもあるかね? [review] (kiona) | [投票(7)] | |
10年振りに再見。昔観た時は意味が分からなかったが、久し振りに観たら面白いなぁ。本当に「この世のどん底」を思わせるセット・役者の演技、これでもかって位に舞台を狭苦しく写した映像など、どれを取っても素晴らしい。['06.7.6DVD] [review] (直人) | [投票(1)] | |
黒澤映画は貧乏人でも輝いてるから好きだ。 [review] (coma) | [投票] | |
さほど名高い作品ではないですが、佳作だと思います。 (kenichi) | [投票] | |
豪華俳優陣がまるで国会中継のように自説を滔々と述べて交わらず化学反応は起きない。 [review] (寒山拾得) | [投票(2)] |