「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
毛皮のエロス ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト(2006/米) |
階段は映画において強烈にフォトジェニックな力を持ちうる。この映画などその最高の見本といえる。ニコール・キッドマンが階段を上るときの、見上げる目線のエロティックさに陶然となる。一方、この掘り下げ不足の中途半端なストーリーはどうしようもない。 (ジェリー) | [投票(1)] | |
内容が内容だけにこの映画を撮ること自体、勇気ある行為だと思わざるを得ない。それほど、いわばカルト的な部分に踏み込んでいると感じられる映像には、何も知らないで映画館に踏み込んだ観客は驚いたことに違いない。 [review] (セント) | [投票] | |
こういう境界を越える話を半端にやられると、あざとさを被いきれなかったろうが、ミューズキッドマンの貞淑と逸脱の兼備がまるでブニュエル映画のドヌーヴのような説得力で迫ってくる。久々の見物である。接写のセンスが秀でたカメラも見直した。 (けにろん) | [投票] |