★1 | 緩みに緩んだ映画だ。俳優と背景を映すだけでは映画にならない。同じ一つの部屋を映しているのに、カットとカットの間で、その部屋は一つの持続した舞台であるという演出者の意志が感じられない。役者には手も足もあるのに演技が顔だけでなされてしまっている。 (ジェリー) | [投票(1)] |
★3 | 室内の複数人物を縦構図で被写界深度を深くして撮ったカットが頻繁に現れる(パンフォーカスというほど後景の焦点は鮮明じゃないが)。 [review] (ゑぎ) | [投票] |
★3 | 観終わった後の喪失感。これに尽きると思う。雑然とした街の風景も印象的。 (くたー) | [投票(1)] |
★4 | 臨戦下の如き警察車の市中徘徊のローアングルな導入から容疑者の公開見分と掴みは超クールだが肝心の計画遂行は凡庸。しかし後半俄然冴えわたる。次々と娑婆への見果てぬ夢と想いと追憶を胸に彼らはフェードアウトする。常に女が介在するのが哀しい男の性だ。 (けにろん) | [投票] |
★3 | ほとんど舞台劇。回想シーンすらなくもっぱら科白と俳優の魅力で勝負して重厚だが、身を乗り出させてくれるのはやはり、映画らしい終盤のジュークボックスと深夜の踏切の件。 [review] (寒山拾得) | [投票(2)] |