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「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント

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4ヶ月、3週と2日(2007/ルーマニア)************

★4何がよいかと云うと、アナマリア・マリンカの「金髪」が決定的によい。画面はリアリズムを装いつつも審美的に実によくデザインされている。一歩間違えればそれは「厭らしさ」に堕しかねないものだが、マリンカの金髪がそれを救い、かつ画面の水準を一段高めている。 [review] (3819695)[投票(6)]
★5友人の中絶に協力する女性の1日を手持ちキャメラで克明に追ったカンヌ映画祭パルムドール受賞作というだけで想起されるある種のステレオタイプは、ものの見事に破壊される。本作は、サスペンスの深い森に見る者を迷い込ませる超一級の娯楽作品だ。 [review] (ジェリー)[投票(6)]
★5見て、しばらくしてから、しまった、この映画は女性映画だと思った。自分でこうジャンルを仕切るのは好きじゃないけれど、これは立派に女性映画であります。男が見ていると絶えられない無責任感を感じます。 [review] (セント)[投票(3)]
★4映画ってのは、色々な歴史の積み重ねであったりするんでしょうが、この映画は何かを超えている。何だろう・・・? [review] (chokobo)[投票]
★4結末なき日常のサスペンス。あるいは、実時間として共有する苛立ちと諦観。恋人宅のホームパーティで共有させられる疎外感に至ってはあきれるほどである。この執拗さが強いる緊張感の裏に、当時の世相のもと封じ込められた女のエネルギーの反発力の強さを感じる。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
★3渦中の本人よりもその友人の方がより切実に問題を共有して見えるという構成の妙。 [review] (G31)[投票]
★4女性ハードボイルドものの傑作。ホテルの不気味さは『沈黙』や『シャイニング』の系譜を受け継ぐ。 (赤い戦車)[投票(1)]
★1イライラする。ウンザリする。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(2)]
★5不安と焦燥と苛立ちと遣り場無き怒りにまみれた1昼夜の顛末。直裁に呈示される剥き出しの女の生理は即物的な余りハードボイルドに近似しゆく。崩壊の臨界で踏みとどまった主人公は真夜中の彷徨の果て狂騒の対岸で1杯の水を飲む。完璧な締め。 (けにろん)[投票(2)]
★5本作のド壺から遠ければ遠いほどそこは女にとって生きやすい世界だろう。最悪の尺度のような映画だ。 [review] (寒山拾得)[投票(2)]