「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
影なき殺人(1947/米) |
ダリル・ザナックの刻印が際立つ。冒頭20分の締まりのない展開がいわば飛び箱の踏切板。前代未聞の後半に導いていく。意図的なテンポの切り替えが鮮やかだ。政治と捜査の微妙な絡まり具合をくどくならずに見せた。観客にとってはアンフェアなところはあるけれど。 (ジェリー) | [投票] | |
全く刺激を欠いたフィルム。冒頭の事件のシーンからして緊張感の欠けた演出。矢張りエリア・カザンはヴィジュアル・スタイルのない人で、本作もまるっきり酷いといった代物ではないが、上手く話を運んでいるだけだ。プロット展開においても例えば被害者の神父を回想するシーンで登場人物を詰め込みすぎる構成なんかは甚だ疑問。 [review] (ゑぎ) | [投票] |